気まぐれシネマレビュー

戸影絵麻

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♯176 ゴジラ-1.0 感想の感想

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『ゴジラ-1.0』、ヒットしてるせいか、いろいろ言われてますね。
 色々なレビューを見ると、
 おおむね好評のようですが、中には酷評する人もちらほら。
 でもってそれを、パターンにわけてみました。

 パターン①
 〇怪獣プロレスがなければゴジラ映画とは認めない。
  そういう意味では、『ゴジラファイナルウオーズ』やレジェンダリーゴジラが一番だ。

 このタイプの意見を書く人は、たいてい『シン・ゴジラ』も否定しています。
 まあ、わからないでもないですが、でもそれだと、ゴジラ単体しか出てこない初代ゴジラもダメってことになりませんか?(ガメラも、モスラも、ラドンも、みんな最初は一体だし)
 それに、『ファイナルウオーズ』はミュータント同士の格闘シーンが長すぎて肝心の怪獣バトルはずいぶんおざなりだったし(特にヘドラの扱い!)、レジェンダリーゴジラシリーズに至っては、世界設定および人間側のドラマが目を覆うばかりにひどすぎて、せっかくお金をかけた怪獣バトルの場面が台無しだった気がしますが…。

 パターン②
 〇役者の演技がひどい。何もかもが大げさで、これでは学芸会レベルじゃないか。

 と言ってる人が何人かいましたが、こういう意見を書く方って、いったい誰を理想として言ってるんでしょう?
 神木隆之介や浜辺美波が演技下手だとしたら、うまいのは誰?
 今は故人の大昔の役者さん?
 一番笑ったのは、「子役の演技が下手すぎ」というクレーム。
 子役って、典子(浜辺美並)の連れ子の明子(永谷咲笑)のことを指してると思うのですが、あんなまだおむつも取れていない、「おとうさん」「おかあさん」しか言えないちっちゃな子に対して、「演技が下手」だなんてあんたは鬼か?

 多様性の時代ですから、まあ、いろんな感じ方、意見があってもいいとは思うんですけどね。
 それにしても、今風に言うなら、エビデンスがないょなあ、って感想がたまにあって、またそれが面白いといえば確かにそれはそうなんだけれども…。

 さて、マイナスワン。
 興行成績はどこまで伸びるでしょうか。
 あくまでもこれは筆者の個人的な予想ですが、
 たぶん、『シン・ウルトラマン』(約44億円)くらいじゃないかと。
『シン・ゴジラ』はある意味社会現象になるほど尖った変な映画で、周りの女の子たちも怖いもの見たさなのか、なぜか見に行ったりしていたものです。
 けれど、マイナスワンはそれに比べれば、あまりにまっとうで普通の映画過ぎる。
 だから、よくできているし、いい映画だとは思うけど、そこまで(80億超え)はいかないと思うのです。

 
 
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