気まぐれシネマレビュー

戸影絵麻

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#169 久しぶりに見たウルトラマン新作 ~ウルトラマンブレーザー

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 なんか、久しぶりに観ましたね、テレビ版ウルトラマン新作。

 ちゃんと続けて見たのは『ウルトラマンメビウス』以来ですかね。

 いや、しかし、色々感心しました。この『ウルトラマンブレーザー』。

 公式HPのあらすじはこうです。

『作品あらすじ』

世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!


 第1話は、『シン・ゴジラ』などの影響を受けているのでしょうか、地球防衛隊と怪獣の戦闘がなかなかもってリアルです。
 そこに登場する新ウルトラマンですが、登場時のボディビルダーみたいなポーズといい、怪獣を声で威嚇するところといい、往年のキカイダーをほうふつとさせる外観といい、宇宙人感満載です。
 そして特殊部隊『SKaRD』の隊員たちが集まる第2話。このメンバーたちがまた、無駄にチャラついていないにもかかわらず、それぞれキャラクターが立っていて素直に好感が持てます。女性2名がともに格闘技無茶強いし。
 そしてSKaRDの秘密兵器、巨大メカ怪獣アースガロン登場の第3話。このアースガロンが登場の仕方から見た目からもうメカゴジラそっくりで、見てるだけでうれしくなる。
 そんなこんなで愉しみどころいっぱいの本作ですが、一番良いのは主人公ヒルマゲントのキャラクターでしょう。防衛隊の隊長という設定だけあって、最近のシリーズの主人公より年嵩で、その分落ち着いて見ていられます。また、メンバー同士の掛け合いの中で生まれるちょっとした笑いもメリハリが利いている。
『ウルトラマンガイア』みたいに作品を貫く柱になる謎みたいなものは今のところ表に出てきていませんが、今後も見続けようと思った作品ではありますね。

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