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#145 B級ホラーの原点 ~ビッグ・バグズ・パニック
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2009年の作品で、近所の書店のDVDレンタルコーナーがなくなる時、格安で売りに出ていたのを購入。
タイトル通り、巨大な虫がいっぱい出てくるB級パニックホラーです。
ただ、レンタル用のキャッチコピーにも、
-10年に一度の掘り出し物と日経絶賛!-
とあるように、B級だからといって舐めてはなりません。
虫は確かにところどころチャチイですが、ストーリー、演出と、なかなか気合いが入っています。
あらすじはこんなふう。
ダメ人間クーパーは、ある日、会社の女社長からクビを言い渡された直後、怪音に襲われて気を失う。
目覚めると、周囲の人間たちはみな繭に包まれ、その間を巨大な昆虫が闊歩するのだった。
生き残った者たちとともに旅を続けるクーパーだが、途中、恋心を抱き始めていた女性、サラ(実は社長の娘)を羽根を持つ昆虫にさらわれてしまう。
昆虫たちの巣に乗り込んでサラを救出しようと主張するクーパーに、元軍人の父親はそんな無駄なことをするより軍の基地を目指す方が賢明だと説教する。
父親や最後まで残った仲間で聾唖者のチャドと別れたクーパーは、ひとり巣を目指すことにするが、行きつくまでに謎の一味に囚われてしまう。
果たしてクーパーは、サラを無事救出できるのか?
とまあ、こんな具合。
見どころは、無数に涌き出す巨大昆虫とのバトルもさりながら、旅の途中、急に全裸になって主人公を誘惑する女とか、息子をとことん見下した態度を取りながら、いざという時意外にかっこいいクーパーのお父さんなど、個性豊かなキャラの数々。気丈でグラマラスなヒロインもいい味出しています。
難はダメ人間の主人公、クーパーですが、不思議なもので見ているうちにだんだんいい奴に思えてきます。
だからお約束のハッピーエンドもそんなにとってつけた感はありません。
大したゴア描写もないので、暇な時に気楽に観られる一本だと思います。
ちなみに、製作はあの『スターシップ・トゥルーパーズ』のスタッフだということで、なるほど、そう言われてみれば、”虫”の造形など、どこかアラクネに似てますね。
タイトル通り、巨大な虫がいっぱい出てくるB級パニックホラーです。
ただ、レンタル用のキャッチコピーにも、
-10年に一度の掘り出し物と日経絶賛!-
とあるように、B級だからといって舐めてはなりません。
虫は確かにところどころチャチイですが、ストーリー、演出と、なかなか気合いが入っています。
あらすじはこんなふう。
ダメ人間クーパーは、ある日、会社の女社長からクビを言い渡された直後、怪音に襲われて気を失う。
目覚めると、周囲の人間たちはみな繭に包まれ、その間を巨大な昆虫が闊歩するのだった。
生き残った者たちとともに旅を続けるクーパーだが、途中、恋心を抱き始めていた女性、サラ(実は社長の娘)を羽根を持つ昆虫にさらわれてしまう。
昆虫たちの巣に乗り込んでサラを救出しようと主張するクーパーに、元軍人の父親はそんな無駄なことをするより軍の基地を目指す方が賢明だと説教する。
父親や最後まで残った仲間で聾唖者のチャドと別れたクーパーは、ひとり巣を目指すことにするが、行きつくまでに謎の一味に囚われてしまう。
果たしてクーパーは、サラを無事救出できるのか?
とまあ、こんな具合。
見どころは、無数に涌き出す巨大昆虫とのバトルもさりながら、旅の途中、急に全裸になって主人公を誘惑する女とか、息子をとことん見下した態度を取りながら、いざという時意外にかっこいいクーパーのお父さんなど、個性豊かなキャラの数々。気丈でグラマラスなヒロインもいい味出しています。
難はダメ人間の主人公、クーパーですが、不思議なもので見ているうちにだんだんいい奴に思えてきます。
だからお約束のハッピーエンドもそんなにとってつけた感はありません。
大したゴア描写もないので、暇な時に気楽に観られる一本だと思います。
ちなみに、製作はあの『スターシップ・トゥルーパーズ』のスタッフだということで、なるほど、そう言われてみれば、”虫”の造形など、どこかアラクネに似てますね。
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