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#143【ドラマ部門】 ~根本的にどうなの? ~オクトー 感情捜査官 心野朱梨
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地上波で最近始まった刑事ものです。
ただいま第二話まで放映されています。
主人公、心野朱梨は他人の感情を色として見ることができ、それを武器として事件を解決していきます。
で、その根拠として、
「プルチックの感情の輪」
というのが出てきます。
「プルチックの感情の輪」というのは、アメリカの心理学者 ロバート・プルチックが、1980年に提唱した理論。
教育、マーケティングなどにも応用されている理論だそうで、ドラマには色で感情を分類した図表が示されます。
例えば、黄色は「期待」、赤は「怒り」、緑は「恐怖」というふうに。
まあ、それはいいのですが、よくわからないのは、主人公が、相手の眼から出る色の粒子みたいなものを見て、
「あ、黄色だからこの人何かに期待してる」
と見抜くところ。
明らかに、これはおかしい。
なぜって、そもそも「黄色=期待」というのは、単にブルチックって学者さんが1980年に決めただけのことでしょう?
なのになぜ、それがさも世界の規定事実のように、人間が期待の感情を抱くと黄色い色の粒子が目から出てきてそれが主人公に見えるのか?
この世界は人間原理でできており、観測者であるブルチックさんが創ったとかそういうこと?
ならまだ面白いけど、どうもそうでもないらしく、この根本の理屈がどうにも腑に落ちなくて見る気を失くし中。
なのにそれを「斬新で説得力のある設定」とか持ち上げているネット記事もあったりして、よくわからない。
冬ドラマの「ミステリと言うなかれ」「真犯人フラグ」、春ドラマの「マイ・ファミリー」がよかっただけに、この夏のドラマの不作ぶりが目立ちますね。
「初恋の悪魔」「赤いナースコール」がどこまで面白くなるかってとこかなあ。
ただいま第二話まで放映されています。
主人公、心野朱梨は他人の感情を色として見ることができ、それを武器として事件を解決していきます。
で、その根拠として、
「プルチックの感情の輪」
というのが出てきます。
「プルチックの感情の輪」というのは、アメリカの心理学者 ロバート・プルチックが、1980年に提唱した理論。
教育、マーケティングなどにも応用されている理論だそうで、ドラマには色で感情を分類した図表が示されます。
例えば、黄色は「期待」、赤は「怒り」、緑は「恐怖」というふうに。
まあ、それはいいのですが、よくわからないのは、主人公が、相手の眼から出る色の粒子みたいなものを見て、
「あ、黄色だからこの人何かに期待してる」
と見抜くところ。
明らかに、これはおかしい。
なぜって、そもそも「黄色=期待」というのは、単にブルチックって学者さんが1980年に決めただけのことでしょう?
なのになぜ、それがさも世界の規定事実のように、人間が期待の感情を抱くと黄色い色の粒子が目から出てきてそれが主人公に見えるのか?
この世界は人間原理でできており、観測者であるブルチックさんが創ったとかそういうこと?
ならまだ面白いけど、どうもそうでもないらしく、この根本の理屈がどうにも腑に落ちなくて見る気を失くし中。
なのにそれを「斬新で説得力のある設定」とか持ち上げているネット記事もあったりして、よくわからない。
冬ドラマの「ミステリと言うなかれ」「真犯人フラグ」、春ドラマの「マイ・ファミリー」がよかっただけに、この夏のドラマの不作ぶりが目立ちますね。
「初恋の悪魔」「赤いナースコール」がどこまで面白くなるかってとこかなあ。
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