気まぐれシネマレビュー

#135 似たようなアイデアだけど･･･ ～約束のネバーランド～

　地上波で放映されたものばかりですみません。

　そろそろ、劇場に足を運びたいところではあるのですが･･･。

　さて、この実写版『約束のネバーランド』。

　原作未読ですが、やはりアレに設定が似てますね。

　あの名作、カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』。

　ただ、正直、緊迫感、絶望感の差はいかんともしがたいというか。

　原作の小説を引き合いに出すまでもなく、映画版、TV版（なんとこれは綾瀬はるかが主演）と比べても、

　こっちはずいぶん、のんびりしている。

　（そういえば、『進撃の巨人』の実写版の最初のほうも、こんな感じだったな、と思いました。）

　子供たちが鬼の食糧という時点で、リアリティに欠けるせいもあるでしょう。

　富裕層の臓器移植のためのクローンって設定のほうが、実際ありそうでほんと怖いし。

　まあでも、一応ハッピーエンドで、そこだけ唯一救われたかな。