気まぐれシネマレビュー

#38 最強の女性ヒロインは誰だろう？

　とはいっても、今回は石原さとみのことではありません。

　このコーナーでも取り上げてきた、ワンダーウーマン、アリータ、キャプテンマーベルの３人が戦ったら、という話です。

　彼女たちの出演作をすべて見た人なら、

「そりゃ、宇宙を飛び回れるキャプテンマーベルじゃない？」

　という声がすぐさま聞こえてきそうです。

　しかし、思い出してみると、彼女は近接戦闘ではあまり強くありません。

　フォトンブラストとかいう光線を両腕から放つ以外、体形のせいなのか、動きのキレは今ひとつ。
　
　つまり、フォトンブラストさえ回避してしまえば、後のふたりにも十分勝機はあるということ。

　その点、アリータは格闘術で頭ひとつ抜きんでています。
　
　とにかく、俊敏、

　これにつきる。

　しかも、パワーもある。

　彼女なら、キャプテンマーベルのフォトンブラストを難なくかわせるのではないかと思います。

　ただ、アリータの欠点は、飛び道具がないこと。

　あくまで肉弾戦がメインなので、遠くから狙い撃ちされたら、厳しい事態に陥りそう。

　さて、残るはワンダーウーマンですが、アリータほどではないにせよ、彼女も近接戦闘は得意です。

　なんせ、片手剣と盾、更に鞭まで装備しているので、ほとんどの敵を寄せつけません。

　しかもこの盾、ラスボスの熱線にも耐えるスグレモノ。もしかしたら、キャプテンマーベルの光線技にも耐えうるのではないかと思われます。

　更に攻撃面では、両手の手甲をクロスさせて放つ、平成ガメラのアルティメット・プラズマをほうふつとさせる超強力な決め技を持っていますから、遠距離からの攻撃も可能です。

　こうみてくると、やっぱり一番はワンダーウーマンかなあ、という結論に行きつくのですが、それは単に私が彼女のコスチュームデザインと顔が好き、というそれだけのことかもしれません（笑）。

　しかし、日本映画界での最強は、残念ながら、やはり「ドラえもん」のようですね…。

　あ～、つまんねえ。