気まぐれシネマレビュー

#32 我が国の特異な映画事情

　先週の国内映画興行成績ランキングは、こうです。

　①ドラえもん

　②翔んで、埼玉！

　③僕の彼女は魔法使い
　
　④アリータ・バトルエンジェル

　な、なんと、世界で大ヒットしているあの「アリータ」が、大川隆法氏プロデュースの謎映画にも負けてしまっているではありませんか。

　しかも、予想通り、1位はドラえもん…。

　まあ、確かに、今回の「ドラえもん」は辻村深月原作・脚本で、きっと素晴らしい出来なのだろうという気がするし、「僕の彼女～」に至っては、いつものぶっとんだアニメではなく、「変態仮面」でけなげなヒロインを演じた千眼美子（でしたっけ？）主役の実写映画らしいので、どれも強敵ではあったわけですが…。

　でも、そこはかとなく悲しいのは、私だけでしょうか…。

　「ゴジラ」も「ワンダーウーマン」も「アクアマン」も「アリータ」も、世界的にヒットしたにもかかわらず、日本で受けるのは1周目だけ。あとはどんどん下降線をたどっていって圏外へ。

　色々事情はあるのでしょうが、やっぱりこれは、なんだかんだといっても我が国が平和だという証なのかもしれません。

　来週末には、「キャプテン・マーベル」なども控えているわけですが、この調子じゃ、当分「ドラえもん」と「翔んで、埼玉！」「僕の彼女は…」がベストスリーを独占しそうです。

　正直なところ、あーあ、つまんねえ。