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#5 悪いのはキムタクじゃない ~マスカレード・ホテル~
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豪華な出演者に、舞台はゴージャスな一流ホテル。絵的にはとても映える映画です。
オムニバス形式で描かれるいくつかのエピソードは楽しく、前半は見ていて飽きません。
ところが後半、「ホテルに紛れ込んだ殺人犯を特定し、捕まえる」という本編のストーリーがメインになると、とたんに面白さが失速していきます。
原因は、「あてずっぽうみたいなキムタクの思いつきがどんどん現実化して、捜査が進捗していく」ところ。きっと原作ではきちんとツボを押さえてあるのでしょうが、映画ではそうは見えません。
「おいおい、なんでそんなことでそれがわかるの?」の連続で、最後まで見るのが辛くなりました。
この映画、主演のキムタクへの批判がかなり上がっていましたが、悪いのは彼ではなく、脚本でしょう。ミステリが原作ならば、原作者に敬意を表する意味でも、いちばん注意すべきはロジックであるはず。そこをないがしろにするいい加減な脚本をこそ責めるべきなのに、それをスルーして役者の演技ばかりにケチをつけるレビュアーが多すぎる。
「検察側の罪人」もそうでしたが、キムタクは何に出てもキムタクです。でも、がんばっていると思います。
オムニバス形式で描かれるいくつかのエピソードは楽しく、前半は見ていて飽きません。
ところが後半、「ホテルに紛れ込んだ殺人犯を特定し、捕まえる」という本編のストーリーがメインになると、とたんに面白さが失速していきます。
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「おいおい、なんでそんなことでそれがわかるの?」の連続で、最後まで見るのが辛くなりました。
この映画、主演のキムタクへの批判がかなり上がっていましたが、悪いのは彼ではなく、脚本でしょう。ミステリが原作ならば、原作者に敬意を表する意味でも、いちばん注意すべきはロジックであるはず。そこをないがしろにするいい加減な脚本をこそ責めるべきなのに、それをスルーして役者の演技ばかりにケチをつけるレビュアーが多すぎる。
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