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第6章 ネオ・チャイナの野望
#21 鬼岩城⑯
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上半身と下半身を逆方向に何度もねじられ、ルビイの躰は引き千切れる寸前まできていた。
が、それでもなんとか耐えているのは、機械文明の粋と龍脈のエネジイの為せる業だった。
「な、なんだ、おまえは? どうしてこんなに頑丈なんだ?」
さすがの怪物の顔にも焦りの色が見え始めていた。
額に開いた第三の眼は血走り、耳まで裂けた口の端からは白い泡を吹いている。
「たかが人間の女のくせに…といいたいところだが、そうか、おまえは魔王の眷属だったな。ならば…」
童子がルビイの躰を頭上に差し上げた。
「死ぬがいい!」
咆哮するなり、立てた膝の上にルビイを力任せに振り落とす。
「あぐっ!」
背骨がへし折れたかのような衝撃に、ルビイは海老のようにのけぞった。
童子がもう一度ルビイを持ち上げ、更に高い位置から膝の上に思い切り打ちつけた。
「ぐあっ!」
血反吐を吐いて、白目を剥くルビイ。
「魔王の血を引く者などに、生きる資格はないっ!」
高々と掲げたルビイの躰を、今度は童子がふたつに折り始めた。
ぎしぎしと背骨が嫌な音を立て、ルビイの上半身が背中側に折り曲げられていく。
紡錘形の美乳が痛いほど張り、勃起した乳首が左右を向く。
「や、やめ…て」
泡を吹きながら、ルビイが懇願した。
が、童子は両腕をルビイの上半身と下半身に巻きつけ、べりべりと折り畳んでいく。
やがて、後頭部が踵につくのがわかった。
ルビイは今や、完全にふたつ折りにされてしまっていた。
ふつうの人間ならとっくに背骨が折れ、皮膚を突き破って骨の先が飛び出すところである。
だが、ルビイはそうはならなかった。
背中と臀部が密着するほど身体を折り曲げられても、強化された骨格は辛うじて巨鬼の蹂躙に耐えていた。
激痛に意識がもうろうとする。
このままでは、もはや反撃どころではなかった。
「こうなったら、犯す前に食い殺してやる」
童子が怒りのにじむ声で言い、があっと口を開けた。
サメの歯のように、二列に並んだ鋭い牙の列が露わになった。
「い、いや…や、やめ…てっ」
必死の抗議もむなしく、次の瞬間、童子の巨大な口がふたつ折りになったルビイの平らな腹に牙を立てた。
「ぎゃああっ!」
ルビイの絶叫が岩窟にこだました時ー。
ふいに何かが空を切るかすかな音がした。
が、それでもなんとか耐えているのは、機械文明の粋と龍脈のエネジイの為せる業だった。
「な、なんだ、おまえは? どうしてこんなに頑丈なんだ?」
さすがの怪物の顔にも焦りの色が見え始めていた。
額に開いた第三の眼は血走り、耳まで裂けた口の端からは白い泡を吹いている。
「たかが人間の女のくせに…といいたいところだが、そうか、おまえは魔王の眷属だったな。ならば…」
童子がルビイの躰を頭上に差し上げた。
「死ぬがいい!」
咆哮するなり、立てた膝の上にルビイを力任せに振り落とす。
「あぐっ!」
背骨がへし折れたかのような衝撃に、ルビイは海老のようにのけぞった。
童子がもう一度ルビイを持ち上げ、更に高い位置から膝の上に思い切り打ちつけた。
「ぐあっ!」
血反吐を吐いて、白目を剥くルビイ。
「魔王の血を引く者などに、生きる資格はないっ!」
高々と掲げたルビイの躰を、今度は童子がふたつに折り始めた。
ぎしぎしと背骨が嫌な音を立て、ルビイの上半身が背中側に折り曲げられていく。
紡錘形の美乳が痛いほど張り、勃起した乳首が左右を向く。
「や、やめ…て」
泡を吹きながら、ルビイが懇願した。
が、童子は両腕をルビイの上半身と下半身に巻きつけ、べりべりと折り畳んでいく。
やがて、後頭部が踵につくのがわかった。
ルビイは今や、完全にふたつ折りにされてしまっていた。
ふつうの人間ならとっくに背骨が折れ、皮膚を突き破って骨の先が飛び出すところである。
だが、ルビイはそうはならなかった。
背中と臀部が密着するほど身体を折り曲げられても、強化された骨格は辛うじて巨鬼の蹂躙に耐えていた。
激痛に意識がもうろうとする。
このままでは、もはや反撃どころではなかった。
「こうなったら、犯す前に食い殺してやる」
童子が怒りのにじむ声で言い、があっと口を開けた。
サメの歯のように、二列に並んだ鋭い牙の列が露わになった。
「い、いや…や、やめ…てっ」
必死の抗議もむなしく、次の瞬間、童子の巨大な口がふたつ折りになったルビイの平らな腹に牙を立てた。
「ぎゃああっ!」
ルビイの絶叫が岩窟にこだました時ー。
ふいに何かが空を切るかすかな音がした。
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