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第3章 魔獣の巣窟
#35 性奴隷の謀反④
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光沢のあるブラックのボンテージ衣装にその豊満な肢体を包んだサトは、伝説の夢魔そのものだった。
鋭角に切れ上がったハイレグのボディスーツから伸びた脚は、ご丁寧にも網タイツに覆われている。
「きさま!」
立ち上がりざまマリウスが襲いかかろうとしたその瞬間を狙って、サトの鞭が空を切った。
「あうっ!」
先が三つに割れた鞭の先が生きた蛇のようにペニスに絡みつき、マリウスが悲鳴を上げる。
「この痴れ者めが! 正体を現しなさい!」
右手の鞭でマリウスのペニスを拘束したサトの左手に、もう一本の鞭が現れた。
それを頭上高く振り上げると、容赦なくマリウスの裸身に振り下ろす。
「ああっ!」
胸板に赤い筋を刻まれ、マリウスがのけぞった。
「おまえは皇子さまじゃない。私はインキュバスの血を引く者。同類の匂いを見逃しはしない!」
サトの鞭が、縦横無尽にマリウスを打擲した。
「はううっ!」
そのたびに、首をのけぞらせ、白い唾を飛ばす全裸の美青年。
あっけに取られてその光景を眺めるばかりだったルビイは、そこではたと気づいた。
鞭に絡め取られたマリウスの性器が、元気を取り戻している。
いや、それどころか、前よりも長く逞しく勃起し始めているようなのだ。
この人、感じてる・・・。
マリウスの新たな一面を目の当たりにする思いだった。
確かに彼はマゾヒストの傾向が強い。
だが、まさかこれほどとは・・・。
鞭で打たれて欲情するだなんてー。
その性向をいち早く見抜いていたのか、サトの打擲にはまったく手加減というものがなかった。
サトの素早い鞭さばきは、マリウスの腹筋の割れた下腹を、筋肉の束の浮き出た太腿を、正確無比に傷つけた。
マリウスの美しい裸体が見る間に蚯蚓腫れに覆われていき、皮膚という皮膚から鮮血を噴き出した。
「まだ足りないの?」
サトが右手の鞭を、天井に向かって放り投げた。
桟をくぐって落ちてきたグリップを、再びしっかり握りしめる。
サトが鞭を引くと、マリウスの躰がペニスを支点にして浮き上がり始めた。
「ああ、い、いいっ!」
やめろ! と叫ぶのではなく、マリウスは逆に歓喜の声を上げた。
鞭をロープ代わりに天井から吊るし上げられ、喜んでいるのだ。
やがて、縛り上げられたペニスのみで身体を支え、マリウスが完全に宙に浮いた。
頭と足をだらりと下げたその姿は、なんだか釣り上げられたばかりの巨大な魚のようだ。
「きさまなんぞは、こうしてくれる!」
もう一本の鞭のグリップをマリウスのアナルにねじ込みながら、冷ややかな口調でサトが吐き捨てた。
鋭角に切れ上がったハイレグのボディスーツから伸びた脚は、ご丁寧にも網タイツに覆われている。
「きさま!」
立ち上がりざまマリウスが襲いかかろうとしたその瞬間を狙って、サトの鞭が空を切った。
「あうっ!」
先が三つに割れた鞭の先が生きた蛇のようにペニスに絡みつき、マリウスが悲鳴を上げる。
「この痴れ者めが! 正体を現しなさい!」
右手の鞭でマリウスのペニスを拘束したサトの左手に、もう一本の鞭が現れた。
それを頭上高く振り上げると、容赦なくマリウスの裸身に振り下ろす。
「ああっ!」
胸板に赤い筋を刻まれ、マリウスがのけぞった。
「おまえは皇子さまじゃない。私はインキュバスの血を引く者。同類の匂いを見逃しはしない!」
サトの鞭が、縦横無尽にマリウスを打擲した。
「はううっ!」
そのたびに、首をのけぞらせ、白い唾を飛ばす全裸の美青年。
あっけに取られてその光景を眺めるばかりだったルビイは、そこではたと気づいた。
鞭に絡め取られたマリウスの性器が、元気を取り戻している。
いや、それどころか、前よりも長く逞しく勃起し始めているようなのだ。
この人、感じてる・・・。
マリウスの新たな一面を目の当たりにする思いだった。
確かに彼はマゾヒストの傾向が強い。
だが、まさかこれほどとは・・・。
鞭で打たれて欲情するだなんてー。
その性向をいち早く見抜いていたのか、サトの打擲にはまったく手加減というものがなかった。
サトの素早い鞭さばきは、マリウスの腹筋の割れた下腹を、筋肉の束の浮き出た太腿を、正確無比に傷つけた。
マリウスの美しい裸体が見る間に蚯蚓腫れに覆われていき、皮膚という皮膚から鮮血を噴き出した。
「まだ足りないの?」
サトが右手の鞭を、天井に向かって放り投げた。
桟をくぐって落ちてきたグリップを、再びしっかり握りしめる。
サトが鞭を引くと、マリウスの躰がペニスを支点にして浮き上がり始めた。
「ああ、い、いいっ!」
やめろ! と叫ぶのではなく、マリウスは逆に歓喜の声を上げた。
鞭をロープ代わりに天井から吊るし上げられ、喜んでいるのだ。
やがて、縛り上げられたペニスのみで身体を支え、マリウスが完全に宙に浮いた。
頭と足をだらりと下げたその姿は、なんだか釣り上げられたばかりの巨大な魚のようだ。
「きさまなんぞは、こうしてくれる!」
もう一本の鞭のグリップをマリウスのアナルにねじ込みながら、冷ややかな口調でサトが吐き捨てた。
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