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第1章 覚醒
#60 再起⑤
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廊下の突き当りには、歯車とロープで動く昇降機があり、サトはそれで車椅子ごとルビイを階下に運んだ。
浴場は1階部分の奥、ちょうど厨房の裏手あたりに位置していた。
脱衣所で自分自身も裸になると、背後からルビイを抱いて、サトがつま先で扉を開けた。
目の前に開けたのは、大理石でつくられた長方形の浴槽だった。
広い空間に、もうもうと白い湯気がたちこめている。
空気は芳香剤の香りでかぐわしく。金色の竜の頭部をかたどった大きな蛇口から、見るからに熱そうなお湯が滝のようにほとばしっていた。
浴槽の腋の床にルビイの裸体を横たえると、湯桶でサトがお湯をかけてくれた。
石鹸を泡立て、植物繊維でできたスポンジで丹念にルビイの身体を洗っていく。
まだ少女の年頃だろうに、サトの肢体はびっくりするほど成熟している。
下着姿の時から予想はついていたが、いざ丸裸になると、その乳房の発達具合といい、臀部の張り具合といい、並みの成人女性をはるかに凌駕する発育のよさだった。
ルビイの身体を横にしたり抱き起したりと、さまざまな角度から洗い終えると、改まった口調でサトが言った。
「あのう、サトもこれからルリさまのこと、ルビイさまとお呼びしてよろしいでしょうか?」
浴場は1階部分の奥、ちょうど厨房の裏手あたりに位置していた。
脱衣所で自分自身も裸になると、背後からルビイを抱いて、サトがつま先で扉を開けた。
目の前に開けたのは、大理石でつくられた長方形の浴槽だった。
広い空間に、もうもうと白い湯気がたちこめている。
空気は芳香剤の香りでかぐわしく。金色の竜の頭部をかたどった大きな蛇口から、見るからに熱そうなお湯が滝のようにほとばしっていた。
浴槽の腋の床にルビイの裸体を横たえると、湯桶でサトがお湯をかけてくれた。
石鹸を泡立て、植物繊維でできたスポンジで丹念にルビイの身体を洗っていく。
まだ少女の年頃だろうに、サトの肢体はびっくりするほど成熟している。
下着姿の時から予想はついていたが、いざ丸裸になると、その乳房の発達具合といい、臀部の張り具合といい、並みの成人女性をはるかに凌駕する発育のよさだった。
ルビイの身体を横にしたり抱き起したりと、さまざまな角度から洗い終えると、改まった口調でサトが言った。
「あのう、サトもこれからルリさまのこと、ルビイさまとお呼びしてよろしいでしょうか?」
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