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第1章 覚醒
#43 悪役令嬢への道⑮
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う。
痛いところを突かれ、ルビイは絶句した。
自分でも気づいていた。
サトがじらすように取り残したふたつの乳首。
それがさっきから疼いてたまらないのだ、
自分の手があったら、真っ先に指先でつまみ、愛撫にかかっているところである。
が、今のルビイにはそれすらも禁じられてしまっていた。
その分、愛撫への強い渇望が生まれている。
相手が男であろうと女であろうと、もはやどうでもいい気分だった。
とにかく、誰か、この熱い疼きをなんとかしてほしい。
痛いほど、そう思う。
身体の自由が利かないだけに、一度生まれた快楽への欲求は抑えることができなかった。
触って。
危うくそう口にしかけて、すんでのところで唇を噛みしめた。
私ったら、なんてはしたない。
これじゃ、娼婦呼ばわりされても、仕方ないじゃない!
サトのような小娘にまで、いいようにあしらわれるなんて…。
こんなことでは、とても魔王の前になんて、出られたものじゃない…。
「さあ、そろそろ本番と行きましょうか」
さらけ出された乳首を弄んでくるかと思いきや、そんなことをつぶやいてサトがすっと身を引いた。
拍子抜けして、サトの後ろ姿を目で追うルビイ。
サトはベッドサイドに立ち、テーブルから例のチューブを取り上げている。
それを水差しの上に傾けると、その口の中にチューブの中身を絞り出し始めた。
「待ってくださいね。すぐ準備しますから」
水差しを持ち上げて両手で振りながら、歌うような口調でサトが言った。
痛いところを突かれ、ルビイは絶句した。
自分でも気づいていた。
サトがじらすように取り残したふたつの乳首。
それがさっきから疼いてたまらないのだ、
自分の手があったら、真っ先に指先でつまみ、愛撫にかかっているところである。
が、今のルビイにはそれすらも禁じられてしまっていた。
その分、愛撫への強い渇望が生まれている。
相手が男であろうと女であろうと、もはやどうでもいい気分だった。
とにかく、誰か、この熱い疼きをなんとかしてほしい。
痛いほど、そう思う。
身体の自由が利かないだけに、一度生まれた快楽への欲求は抑えることができなかった。
触って。
危うくそう口にしかけて、すんでのところで唇を噛みしめた。
私ったら、なんてはしたない。
これじゃ、娼婦呼ばわりされても、仕方ないじゃない!
サトのような小娘にまで、いいようにあしらわれるなんて…。
こんなことでは、とても魔王の前になんて、出られたものじゃない…。
「さあ、そろそろ本番と行きましょうか」
さらけ出された乳首を弄んでくるかと思いきや、そんなことをつぶやいてサトがすっと身を引いた。
拍子抜けして、サトの後ろ姿を目で追うルビイ。
サトはベッドサイドに立ち、テーブルから例のチューブを取り上げている。
それを水差しの上に傾けると、その口の中にチューブの中身を絞り出し始めた。
「待ってくださいね。すぐ準備しますから」
水差しを持ち上げて両手で振りながら、歌うような口調でサトが言った。
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