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#381 女子大生調教③
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梨乃の艶やかな頬はすっかり紅潮し、大きな目には涙の滴が光っている。
はち切れそうな肉体を清楚な白のブラウスで窮屈そうに包んだその姿は、抱きしめたくなるほど煽情的だ。
ピンクのブラジャーが露骨に透けて見えるのは、明らかに梨乃の戦略だろう。
が。
琴子はついつい誘惑に負けそうになる己を抑え、とぼけた口調で言い放った。
「その気にさせるって、それ、どういうことかしら? 私はただ、親愛の情をスキンシップで表現してみただけよ。そりゃあ、少しやり過ぎたかもしれないけど、そこはあの仁美さんの妹だからという思いもあったし…。どの道、梨乃ちゃん、あなたは同性愛の経験もないし、レズプレイにはたいして興味がなかったんじゃ?」
「うそっ」
駈け寄るように、琴子の前に立つ梨乃。
リップクリームを塗っただけなのに、尖らせたその唇はつやつやだ。
ほとんどすっぴんなのに、この肌の美しさはどうだろう?
間近にその顔を見て、琴子は欲望を抑えるのに苦労する。
触れたい。
舐めたい。
裸にむいて、隅から隅まで、まさぐりたい。
そして、めちゃくちゃにして、声を限りに、叫ばせたい。
「ちゃんと言いましたよね? 梨乃は、琴子さんに興味があるって、そしたら、琴子さんが、レズプレイの手ほどきをしてほしいのって…。で、その後、あんなふうに、気持ちよくさせられて…。だから梨乃は、てっきりその続きを…。なのに、どうして、今更手のひらをかえすようなことを言うんです?」
「困ったわ。ちょっとした冗談だったのに、あなた、本気になっちゃったのね」
琴子は悩ましげに眉根を寄せた。
「じょ、冗談?」
梨乃がまなじりを吊り上げた。
「梨乃、あの時、逝っちゃったんですよ! ほとんど、生まれて初めてといって、いいくらい。元カレ相手でも、無理だったのに。なのにあれが、ただのジョーク、悪ふざけだったって言うんですか! そんな、酷い…」
肩を震わせ、泣き出す少女。
さすがに言い過ぎたかな。
そろそろ許してあげようか。
目の前で震えるむちむちの肢体を感嘆の念とともに眺めつつ、琴子は心の中で舌を出す。
「顔を上げて」
声質を変えて、しっとりと語り掛けてやる。
「そんなに泣かないで、キスしてあげるから」
上向いた梨乃の顔が、涙で濡れたまま、ぱっと輝いた。
「ほんとう?」
幼女に還ったような声で訊く。
「本当よ」
軽く唇を重ね、徐々に口に含み、最後に舌を吸い出し、音を立ててねぶってやった。
唇を離すと、熱に浮かされたような表情で琴子を見つめ、梨乃が言った。
「キス…だけ、ですか?」
はち切れそうな肉体を清楚な白のブラウスで窮屈そうに包んだその姿は、抱きしめたくなるほど煽情的だ。
ピンクのブラジャーが露骨に透けて見えるのは、明らかに梨乃の戦略だろう。
が。
琴子はついつい誘惑に負けそうになる己を抑え、とぼけた口調で言い放った。
「その気にさせるって、それ、どういうことかしら? 私はただ、親愛の情をスキンシップで表現してみただけよ。そりゃあ、少しやり過ぎたかもしれないけど、そこはあの仁美さんの妹だからという思いもあったし…。どの道、梨乃ちゃん、あなたは同性愛の経験もないし、レズプレイにはたいして興味がなかったんじゃ?」
「うそっ」
駈け寄るように、琴子の前に立つ梨乃。
リップクリームを塗っただけなのに、尖らせたその唇はつやつやだ。
ほとんどすっぴんなのに、この肌の美しさはどうだろう?
間近にその顔を見て、琴子は欲望を抑えるのに苦労する。
触れたい。
舐めたい。
裸にむいて、隅から隅まで、まさぐりたい。
そして、めちゃくちゃにして、声を限りに、叫ばせたい。
「ちゃんと言いましたよね? 梨乃は、琴子さんに興味があるって、そしたら、琴子さんが、レズプレイの手ほどきをしてほしいのって…。で、その後、あんなふうに、気持ちよくさせられて…。だから梨乃は、てっきりその続きを…。なのに、どうして、今更手のひらをかえすようなことを言うんです?」
「困ったわ。ちょっとした冗談だったのに、あなた、本気になっちゃったのね」
琴子は悩ましげに眉根を寄せた。
「じょ、冗談?」
梨乃がまなじりを吊り上げた。
「梨乃、あの時、逝っちゃったんですよ! ほとんど、生まれて初めてといって、いいくらい。元カレ相手でも、無理だったのに。なのにあれが、ただのジョーク、悪ふざけだったって言うんですか! そんな、酷い…」
肩を震わせ、泣き出す少女。
さすがに言い過ぎたかな。
そろそろ許してあげようか。
目の前で震えるむちむちの肢体を感嘆の念とともに眺めつつ、琴子は心の中で舌を出す。
「顔を上げて」
声質を変えて、しっとりと語り掛けてやる。
「そんなに泣かないで、キスしてあげるから」
上向いた梨乃の顔が、涙で濡れたまま、ぱっと輝いた。
「ほんとう?」
幼女に還ったような声で訊く。
「本当よ」
軽く唇を重ね、徐々に口に含み、最後に舌を吸い出し、音を立ててねぶってやった。
唇を離すと、熱に浮かされたような表情で琴子を見つめ、梨乃が言った。
「キス…だけ、ですか?」
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