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#375 家畜遊戯⑧

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「そう、いい感じ」
 明らかに感じ始めている修一の横顔を見て、琴子は言った。
「す、すごく、きつい…」
 額に脂汗を滲ませながら、和夫がうめく。
「これじゃ、チンポの皮が、破れちゃう…」
 和夫は仮性包茎である。
 皮をめくるのは簡単だが、普段、包皮に保護されているだけに、亀頭部分が常人よりも過敏にできている。
「隙間からオイルを入れてあげるから、ゆっくり、出したり入れたりを繰り返すの」
 そう言いおいて人差し指に潤滑剤をまぶし、和夫のペニスで塞がれた修一の肛門に、無理やり先っぽを挿入した。
「あんっ」
 琴子の指が裏筋を撫で、和夫が陰核を触られた少女のような声を出す。
「これでどうかしら」
「あ、ありがと…」
 琴子がたっぷりオイルを塗り込むのを待って、おもむろにピストン運動を開始する和夫。
「ああっ! ああああっ!」
 声を上げ始めたのは、修一のほうだ。
 顔を真っ赤にし、四肢を踏ん張って、息子のバックからの挿入に耐えている。
 が、感じているのが痛みだけでないことは、下腹に亀頭がくっつくほど反り返った陰茎の様子で明らかだ。
「あなたって、そうとうな変態だったのね」
 傍らに片膝をつき、夫の横顔を覗き込んで、意地悪く琴子は言った。
「男同士でも感じるの? しかも、相手は実の息子なのに…。呆れてものが言えないわ」
 仁美という強烈な個性のセフレを持ち、同性とのセックスには全面的に肯定的な琴子である。
 しかし、それでも、父親と息子というカップルは、なかなかの衝撃だった。
 琴子自身が半ば強制的に仕向けたとはいえ、息子に犯されて本気で感じる父親が、自分の夫だったとは…。
「ち、ちがう…」
 羞恥に頬を染め、修一が烈しく首を横に振る。
「こ、これは、あくまで、おまえを、楽しませるための…」
「演技ってわけ? それにしては、ここ、大きくなりすぎよね?」
 横から右手を突っ込み、修一の勃起ペニスを指でつまんで床と垂直になるまで曲げ、パッと離す。
 弾性で跳ね上がった筋肉の棒は、勢いがつきすぎて膨らんだ下腹にペチンと湿った音を立ててぶちあたり、周囲に透明汁を飛び散らす。
「そ、それは、おまえが、あまりにも、淫ら、だから…。ああっ! あああああっ!」
 途中から修一の声が歓喜の喘ぎに変わったのは、言い訳を許すまじとでも言いたげに、和夫が腰を振ったからだった。
 パコンパコンパコン!
 肉と肉がぶつかる小気味いい音の合い間に、
 はあはあはあはあはあ…。
 修一のアクメの喘ぎが淫靡なBGMとなって響き渡る…。
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