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#372 家畜遊戯⑤

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「アアアン…キュウウ…」
 修一の身体に痙攣が起こり、ビクンッと陰茎が跳ね上がる。
「ち、ちぎれ、るぅ…」
 冴えない中年男の裸体は興奮で桜色に染まり、やせた四肢にはなけなしの筋肉の束が浮き出ている。
「ママ、ずるいよ。パパばっかり」
 拗ねたように和夫が訴え、琴子の太腿に固くなった男根をこすりつけてきた。
 ただでさえ醜いケロイドだらけの顔は嫉妬で歪み、硬直した陰茎は焼け火箸のように熱くなっている。
「文句を言わないの。こうすればいいんでしょ」
 琴子は右手を修一の乳首に残したまま、左手を伸ばして今度は和夫の乳首をつまみにかかった。
「はうっ」
 のけぞり、胸を突き出す和夫。
 ムクムクと大きくなる乳首は、色こそピンクだが、感度は父親の修一顔負けだ。
 くりくりくりくり…。
 両腕をまっすぐ伸ばし、ふたりの男の乳首を嬲りものにする全裸の琴子。
「ほら、ふたりとも勃ってるじゃない。もう、できるわよね。兜合わせ」
「う、うん」
 空いたほうの乳首を自ら弄り出した和夫が、先にもう片方の手を股間に移動させた。
 身体の向きを変え、修一と向き直ると、ペニスとペニスを密着させ、五本の指で巻くようにして二本とも一気に握り締めた。
「アアアッ」
 扱きが始まると、まず修一が先に痙攣し始めた。
「きもち、いい…」
 和夫も満更ではなさそうだ。
 カウパー腺液で亀頭を濡らした二本の肉棒が、和夫の手の中でもみくちゃになる。
 琴子は悶えるふたりの男を冷ややかに眺めながら、乳首に加える力を強めていく。
「アアン・・・アアン…ハアアアア…」
「ママ、いいよ、いい…」
 ふたりのM男を前に、琴子はどうにも嗜虐心を抑えきれなくなった。
 いじめたい。
 そうして、私自身も、気持ちよくなりたい…。
 乳首いじりを続行したまま立ち上がると、
「さあ、おふたりさん、おっぱいをあげるわ。一生懸命しゃぶって、ママのこと、気持ちよくするのよ」
 そう言うなり、やにわに息子と夫の顔の間に自らの豊満な乳房を突き入れた。
「いい匂い…」
「おっぱい、好き…」
 左右の乳房に吸いつくM男たち。
 ちゅうちゅう吸われ、ふたりの口の中で大き目の琴子の乳首がみるみるうちに勃起した。
 痺れるような快感が琴子の嗜虐心をまたぞろ刺激し、乳首を弄る指先に更なる力を注入させる。
 きゅいっ、きゅいっ、きゅいっ。
 ジュコジュコジュコジュコ…。
 じゅぼじゅぼじゅぼじゅぼ…。
 ペニスとペニスを重ね合わせ、同じ女の乳房にしゃぶりつきながら、勃たせた乳首を弄ばれる男たち。
 じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ…。
 はあはあはあはあ…。
 理性を失くした夫と息子に傅かれ、琴子はこの家の女王は自分だということを、改めて実感するのだった。
 
 
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