上 下
369 / 385

#366 若い牝⑪

しおりを挟む
「いい匂い…」
 琴子のパンティに鼻をうずめて和夫がつぶやいた。
 和夫はソファの前に正座して、首だけを前に伸ばし、琴子のスカートの中に顔を突っ込んでいる。
「チーズみたいな匂いが、する…」
「生意気言わないの」
 琴子は右足をソファから下ろすと、膝から先を和夫の股間に伸ばした。
 足の親指と人差し指をV字に開いて、直立した和夫の男根を挟み込む。
「ああっ」
 亀頭の首根っこを母親の足指に挟まれ、和夫が切なげな声で鳴く。 
 琴子は有無を言わさず足の指でひとり息子の陰茎の皮をむいていく。
 仮性包茎の和夫だが、すでに亀頭を濡らしているため、皮をむくのは楽だった。
「だ、だめ…」
 足首のスナップを効かせて指を上下させると、和夫は力尽きたように琴子のパンティに顔をうずめてしまった。
 はあはあ言う息遣いが陰部に当たって気持ちいい。
 和夫はすでに愛撫どころではないようで、もどかしそうに自分の勃起乳首を自らクリクリ弄り出す。
「そんなことしてると、本当に出ちゃうわよ」
 琴子が諫めたとたん、
「い、いっちゃう…」
 和夫が突然のけぞり、股間のペニスがぐわんと倍の太さに膨らんだ。
 生温かい液体が足指を濡らすのがわかった。
「やだ、だから言ったじゃないの」
 空いた左足で胸板を蹴ると、
「ご、ごめんなさい…」
 垂直に勃てた肉棒の先端からミルク状の白い体液を飛散させながら、床に和夫が仰向けに倒れ込む。
「どうするの? こんなに汚しちゃって」
 わざと大きくため息をつき、カーペットの染みを足の指で指し示す。
「僕が、掃除、します…」
 身体をよじって立ち上がろうとする和夫。
 そのケロイドだらけの醜い顔に琴子はペッと唾を吐きかけた。
「馬鹿。舐めるのよ。自分で」
「え?」
 和夫が唾液で濡れた醜悪な面を上げて、琴子を見た。
「自分で出したんだから、それくらいできるでしょ」
「で、でも…」
「まさか、できないなんて言わないわよね」
 いつぞやの仕返しとばかりに、畳みかける琴子。
 和夫の醜怪な顔面がひきつるのを見ると、性的興奮で背中がぞくぞくした。
「まあ、できないならそれはそれでいいけど。でも、その場合、ママは一生抜くの手伝ってあげませんからね」
「な、舐めます」
 弾かれたように飛び上がると、和夫はいきなり腹ばいになった。
「僕の出した精液ですから、綺麗に舐めさせていただきます。ですから、どうか、これからも…」
「しょうがないわね」
 ペロペロ自分の射精したエキスを舐め取り出した息子を見下ろし、琴子は言った。
「受験勉強って、どうしても色々たまっちゃうもんね」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

処理中です...