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#362 若い牝⑦

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 ガタッ。
 椅子が鳴った。
 琴子の勢いに押され、梨乃が腰を浮かしたのだ。
 かまわず壁際まで追いつめる。
 壁に背中を預けた梨乃は、もう逃げられない。
 琴子の右手がブラジャーの上から梨乃の左の乳房を揉みしだく。
 歳の割に発達した乳房は若々しい弾力に富み、まるで手のひら大のゴムボールでも揉んでいるかのようだ。
 揉みしだいているうちにカップがずれ、その下からツンといった感じで乳首が跳ね上がる。
 手のひら全体で乳房を揉みながら、人差し指と中指で乳首の根元を挟み込む。
 そうして緩急自在に締め付けながら上目遣いに反応を窺うと、半眼になった梨乃は鼻の頭に汗を浮かべていた。
 ぷるんぷるんした梨乃の唇はほんのり甘く、引きずり出した舌は唾液にまみれてヌルヌルだ。
 琴子は梨乃の舌を吸いながら、自分の唾液をその口の中に注ぎ込み、差し入れた舌で中を掻き回す。
 梨乃の身体からだんだんと力が抜けていく。
 だらりと両腕を体側に沿って下げたまま、抵抗する気配もなく琴子のなすがままになっている。
 琴子は右膝を突き出すと、梨乃の腿と腿との間にこじ入れた。
 梨乃の生地の薄いスカートを足を使ってめくり上げ、股間に食い込むように右膝を直角に突き立てた。
「あ」
 梨乃が小さく叫んだのは、ショーツに琴子の膝が直に当たった時である。
 梨乃のショーツはクロッチ部分がずいぶん湿っており、そこに触れた琴子の太腿に粘りのある体液が付着した。
「だ、だめ…」
 身をよじって逃れようとする梨乃。
 が、優位に立った琴子は容赦ない。
 ショーツの生地越しでもわかる固い突起を探り当てると、そこを集中的に膝頭で攻め出した。
「や、やめて…」
 悲鳴を上げる梨乃の両頬を手で挟み、顔を正面向かせて固定する。
「うそばっかり」
 キスする寸前の距離まで顔を近づけ、ささやいた。
「気持ちいいくせに」
「違います」
 意地の悪い琴子のひと言に、頬を桜色に染めてかぶりを振る梨乃。
「じゃあ、ここ、どうして濡れてるの?」
 膝でショーツ越しにクリトリスを刺激してやると、
「あふ」
 梨乃が可愛く喘いで形のいい頭をのけぞらせた。
 その顔が正面に戻ったところを見計らい、再び唇を奪いにかかる琴子。
 そうしておいて両手は乳房と乳首に、右膝は股間にあてがって、慣れたリズムで同時三点攻撃を開始した。
 かつて仁美にやられて昇天してしまった黒歴史を思い出し、仁美の妹の身体でリベンジしようというわけだった。

 
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