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#334 迸る淫汁⑲

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「アアアアアアアア・・・」
 仁美の裸体がうねった。
 にゅるっ。
 バイブはさして抵抗もなく、爛れたように赤い陰裂にめりこんでいく。
 肉食二枚貝が外套膜を広げて獲物を補足するように、長めの大陰唇と小陰唇が蠢きながらバイブに絡みつく。
「見て・・・あたくしの、恥ずかしい姿・・・」
 妖艶な流し目で琴子を見つめながら、ハスキーボイスで仁美がささやいた。
「いいわ・・・とっても、いい・・・。琴子さんに見られながら、オナニーするなんて・・・」
 仁美は陰部にただバイブを挿入するのではなく、まるで愉しむようにさまざまに角度を変え、中をかき回す。
 やがてバイブは右手に任せ、左手の指を使って女陰を更に左右に押し広げると、陰核が見えるようにした。
 仁美の陰核は濡れた真珠のように光沢を放ち、かなりの大きさに勃起しているようだ。
 その鳥の嘴に似た先端をバイブの表面がこするたびに、仁美の眉間に縦じわが寄り、口から甘い吐息が漏れた。
 両腕を幼児の飛行機ごっこのように後方に捻られ、バックから双頭バイブでチエミに貫かれている琴子は、不自然極まりない姿勢で、目の前に展開される痴態に見入るほかはない。
 突き出た乳房の先で尖った乳首すれすれのところに仁美の乳首が位置しているのに、触われないのがもどかしい。
 先ほどのように乳首と乳首を合わせたいー。
 仁美の痴態を見せつけられているうちに、琴子の中ではその欲望が抑えきれないほど高まっていた。
 それほど仁美の自慰シーンはいやらしく、琴子の官能を直撃したのである。
 むろん、チエミにバックから犯されているという認識とその荒々しいピストン運動から来る物理的な快楽もある。
 だが今琴子の本能が求めるのは、目と鼻の先で悶える淫らな美女、仁美と肌を合わせることだったのだー。
「見てくださるのね・・・。あたくしの、おまんこに、ブットいバイブが、刺さって中をかき回すところを・・・」
 仁美は白蛇の化身のように身をくねらせ、ずぶりずぶりと秘部に双頭バイブを突き立てていく。
 バイブが深度を深めるたびに、
 ぐちゅう。
 白い泡を吹いて多量の淫汁が肉襞とシリコンの接合部から滲み出た。
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