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#325 迸る淫汁⑩

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 チエミが両腕に力を入れるに従い、琴子の背中が反り返る。
 背骨に沿った窪みに汗が溜まり、豊かに張ったヒップのほうへと流れていった。
「ああん・・・」
 クリックリックリッ。
 太い指に挟まれた薔薇色の乳首がこね回され、琴子はか細い泣き声を上げた。
 膣道を埋め尽くした硬い棒が、チエミの腰の動きに合わせてゆっくりと前後に蠢動し始める。
 弓なりに湾曲した”水牛の角”は先端が振動する人工亀頭になっており、幸か不幸かそれはまだ作動に至ってはいなかった。
 その生殺与奪の権利はどうやら仁美が握っているようで、ふたりの様子を見てここぞというタイミングでワイヤレスリモコンのスイッチを入れるつもりらしかった。
 のけ反った琴子の上半身を短い腕で抱き締め、そのたわわな乳房を揉みしだきながらチエミが腰を振る。
 前後だけでなく上下左右にも動くその腰使いは、無様な肉達磨とはとても思えぬほど巧みで繊細だ。
 おかげで琴子はどんどん上り詰め、エクスタシーへ向かって追い詰められていく。
 その何よりの証拠が、双頭バイブと膣の接合部だった。
 隙間とも言えぬ狭い隙間から透明な淫汁がとめどなく湧き出して、琴子の内腿をヌルヌルに濡らしていく。
 その体液の色が白く濁ってきたのは、明らかに分泌物が本気汁に変化し始めた証だろう。
「ガフ、ガフ、ガフウッ!」
 獣じみた唸り声を上げ、チエミが背後から琴子の右耳に吸いついた。
 タラコのような肉厚の唇で耳の穴を塞ぎ、海鼠そっくりのざらついた舌で耳の中を舐め回す。
「や、やめ、て・・・」
 かろうじて拒絶の言葉を口にのぼせた琴子だったが、気持ち悪さが背徳的な快感を生み、声に力が籠らない。
 化け物じみた巨女に凌辱される自身の裸体のイメージが脳裏に浮かび、興奮がさらに高まったのだ。
 もっと・・・。
 危うくそう口にしそうになる。
 もっと、滅茶苦茶に、して・・・。
 と。
 その琴子の内面の変化にいち早く気づいたのかー。
 さっきまでチエミに絡みついていた仁美がいつの間にか位置を変え、琴子の正面に移動してきていた。
「うふふふ、琴子さん、気持ちよさそうね。そろそろわたくしも、お仲間に入れていただこうかしら」
 
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