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#324 迸る淫汁⑨

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 めくれ上がる外陰部。
 琴子の陰唇はすっかりぬらついており、まるで獲物を捕食する二枚貝の外套膜だ。
 発達した肉襞がシリコンの人工亀頭を包み込むと、意志に反して積極的に口まで取り込もうと蠢いた。
「やめて…」
 弓なりに背をのけ反らせながら、琴子は喘いだ。
「そんなもので、バックから突かれたら・・・私・・・」
「何を今更、ですわよ」
 琴子の言葉尻を捉えて、仁美がクスクス笑い出す。
 仁美は琴子の上にのしかかろうとするチエミの巨体に貼りつき、その白い手でホルスタインばりの乳房を弄っている最中だ。
 目玉のように大きな乳輪から飛び出したチエミの乳首は、赤ん坊のおしゃぶり並みのビッグサイズである。
 その乳首を両手の指で巧みに愛撫することで、この化け物を意のままにコントロールするため、正気を失わせているのだ。
「さっきまでその双頭バイブでダダちゃんと繋がってたのは、誰でしたっけ? それも、そんなに長いイチモツを、しっかり奥の奥まで咥え込みながら」
「あれは・・・」
 琴子は耳まで赤くなった。
 言われてみればその通りだ。
 自分は一度、この水牛の角を最深部のボルチオまで挿入され、めくるめく快感二悶えまくったばかりである。
 その証拠に、この滑らかさはどうだ。
 バイブは勃起した黒人のペニスくらいの太さがあるのに、こじ入れられてもまるで痛みを感じない。
 それどころか、勝手に膣壁が締まり始め、硬質な人工ペニスを大喜びで迎えている・・・。
「ああ・・・」
 のけ反った琴子の腋の下からチエミが両手を入れ、むずとばかりに乳房を掴んできた。
 熊手のような五本の指の間から、むちっとはみ出るナマ白い肉。
 静脈が透けて見えるほど透明度の高い琴子の紡錘形の乳房が、チエミの手のひらで潰されてぐにゃりと変形した。
 その二匹の芋虫のような極太の人差し指と中指の隙間からむくっと起き上がったのは、薄紅色の乳首である。
 チエミが擦り合わせるように挟んだ二本の指を動かすと、痺れるような快感が乳首から脊椎に駆け抜けて、
「あ、ああん・・・」
 琴子はその白い喉から、思わず熱く甘い吐息を漏らしていた。
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