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#313 絡み合う女肉⑱

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 ダダ子が体位を変えた。
 それまで乳房をつかんで持ち上げていた琴子の躰を、ベッドの上に下ろしたのだ。
 衝撃で琴子の発達した臀部がバウンドし、瞬間、ふたりの膣から水牛の角が外れそうになった。
「グルルルルウッ!
 そうはさせじとダダ子が尻を滑らせてにじり寄り、琴子の尻の下に下半身を滑らせてきた。
「あうっ」
 琴子は呻いた。
 くびれた腰に、ダダ子のたくましい脚が絡みついている。
 ダダ子は下半身を少し右に傾けて琴子の両足を己の両足で挟み込み、股間を前に突き出してくる。
 そのためいったん外れかけた水牛の角が侵攻を再開し、ふたりの膣穴にぐさりとめり込んだのだった。
 プロレスの蟹ばさみの要領で、琴子の下半身を咥え込むダダ子。
 琴子の腰を挟んだ太腿には縄を束ねたような筋肉が浮き彫りになり、万力のような力で締めつけてくる。
「グフフフフフ・・・」
 両手を後ろにつき、ダダ子が突き出した腰を上下左右にグラインドさせ始めた。
「や、やめ、て・・・」
 膣の中を恐ろしく太い棒でかき回される感覚に、琴子の意識は跳びそうになる。
 棒は太いだけでなく、細かく振動しているから尚更だ。
 兜を被せたような巨大な頭部は琴子の躰の奥で子宮の入口にめり込んで、ダダ子の一突きで限界を突破する。
 すなわち、ボルチオ内に亀頭が丸ごと没入し、雁首をその縁に引っかけて、容易には外れなくなったのである。
 ダダ子がこれを狙ったのは間違いなく、おそらく彼女の側の事情も同じはずだった。
「こ、こんなの、だ、だめっ!」
 バイブの振動がじかに子宮に伝わるようになったせいで、快感の度合いは確実に倍加したようだった。
 喉が涸れるほどの叫び声を上げ、琴子は体を大きく後ろにのけぞらせた。
 自分もベッドに後ろ手を突き、ダダ子の腰の動きに対抗するように、自ら腰をくねらせ始める。
「はう、はうう、はううううっ!」
 琴子の突然のグラインド返しに、今度はダダ子が喘ぎ出す。
 落ちくぼんだ眼窩の中で小さな眼が飛び出しそうに見開かれ、耳まで裂けた口から海鼠のような舌が飛び出した。
「すごいね」
 感心したように、傍で見ていた仁美が言った。
「まるで獣同士の貪り合いですわ」
「手伝いたくなってきちゃった」
 ギョロ目をランランと輝かせて、チエミがうなずいた。
「ダダちゃんだけがいい思いして、ちょっとズルくないですか?」

 
 
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