上 下
315 / 385

#312 絡み合う女肉⑰

しおりを挟む
 え?
 めくるめく快感の嵐に翻弄されていた琴子の意識が、一瞬だけ、覚醒した。
 スイッチ?
 まさかこのバイブ、まだスイッチ入ってなかったの?
「おけ! おけ、おけい!」
 チエミがビキニからはみ出した三段腹をゆすぶって笑った。
 短い右腕を伸ばすと、サイドテーブルの上から、リモコンと思しきものを抓み上げた。
「いくわよ~ん!」
 ふざけた口調で宣言し、芋虫のような指をリモコンに這わせた。
 とたんー。
 ウィンウィンウィン~・・・。
 躰の奥に突如として振動が発生し、琴子はマシュマロボディを震わせてのけぞった。
「いやあああああっ!」
 し、しびれる・・・。
 脳内でオーロラがまたたいた。
 ボルチオあたりで超新星が爆発し、膣管を凄まじい快感の嵐が逆流する。
 と同時に、
「ぐはああああああっ!」
 膣から生えた水牛の角で琴子を突き刺したまま、鬼面を歪めてダダ子が絶叫した。
「ううううううううううっ!」
 琴子の乳房を掴む手に恐ろしいほどの力が入り、その柔肉を左右に引き千切らんばかりに引っ張った。
「と、とれちゃう!」
 すすり泣く琴子。
 だがその実、怪力で乳房を無茶苦茶にされることすら、気持ちいい。
 ウィンウィンウィンウィン~。
 ふたりの間で水牛の角が回り出す。
 それにつれ、ダダ子と琴子の濡れそぼった膣口同士が近づいた。
 互いに双頭バイブを、その長さの半ばあたりまで呑み込んでしまったせいだった。
 バイブを体内に充填させたまま、ダダ子が狂おしく膣穴の入口を擦りつけてきた。
 くちゅ。
 いやらしい音がして、ヌルヌルの唇同士が密着した。
「あんっ」
 琴子は喘いだ。
 女性器と女性器を擦りつけ合う、いわゆる”貝合わせ”は、これが初めてというわけではない。
 が、今回は、そのふつうのレズプレイとは大きく異なっている部分があった。
 キスするようにくっつき合ったふたつの膣を、野太い双頭バイブが連結しているのである。
 琴子とダダ子が常人離れした長い膣管を有しているからこそ、可能になる体位だった。
 じゅわっ。
 バイブの振動に急かされるようにして、接合し合った膣と膣の隙間から、透明な愛液があふれ出す。
 それはその量からして、明らかにダダ子と琴子の分泌物が混じり合った、二人分の淫汁だった。
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

処理中です...