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#279 快楽のサーカス①

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「いいわあ、すっごく、いい!」
 吊り上げられていく琴子を見上げ、胸の前で祈りの形に両手を組んだ仁美がキラキラと目を輝かせた。
「や、やめ、て…」
 琴子は苦痛と快楽の波状攻撃に、顔を歪めて哀願する。
 紐で引っ張られたふたつの乳房はラグビーボールのような形に伸び、根元からべりべりと今にも千切れそうだ。
 せめてもの抵抗にと太腿をすぼめるが、恥丘の割れ目に突き刺さった電マは烈しく振動するばかりである。
「せっかくですから、お足も開かせましょうか」
 仁美におもねるような猫なで声で、チエミが提案した。
 天井の定滑車を通した紐をトレーニングマシンの支柱に縛りつけ、チエミは琴子の吊り下げを完了している。
 向こう側ではダダ子が同様の作業を済ませ、次の指示を待っていた。
「そうね、さすがの琴子さんも、このままでは、おっぱいが千切れちゃうかもしれないわね」
 尖った顎に手を当て、仁美があざとかわいく小首をかしげた。
「両足首を縛って吊るして、全開脚のまま、上下させるってのはどうですか? 電マが杭打機みたいにお〇んこに
食い込んで、奥さん、気持ちよすぎて失神しちゃうかも」
「うほ、それ名案! 奥さんのこと、もっともっと、滅茶苦茶にしてあげましょうよお!」
 両手を打ち合わせ、ダダ子が飛び上がって喜んだ。
 仁美の子分に当たるこのふたりの醜女は、熟女ながら顔立ちも体つきも美しい琴子に烈しく嫉妬しているのだ。
「や、やめ、て…」
 琴子は顔を背けるのがせいいっぱいだ。
 この上更に大開脚させられたうえ、バイブの底を台に打ちつけられたりしたらー。
 あられもない己の姿が脳裏に去来し、恥ずかしさで目尻に涙が滲んでくる。
 ただでさえ、電動マッサージ器を膣内に挿入されるという痴態を演じているのだ。
 こんな太いもの、普通の女性では、挿入されただけで膣が裂けてしまうのではないか。
 なのにあたしは…。
 苦しむどころか、いつの間にかそれにも慣れ、今は振動を性的な快感として感じるまでに至っている…。
「OK.。それ採用。チエミちゃん、ダダ子ちゃん、早速やってさし上げなさい」
 電マのスイッチをさりげなく”弱”から”強”へと動かすと、そっくり返る琴子に目を細め、仁美が言った。
 
 
 

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