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#273 トレーニングルームは蜜まみれ⑭
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三つの電マは、じわじわと琴子の肌を弄んでいく。
それぞれが別々の手で操作されているため、その動きは極めてランダムで、琴子の予想外の部位を撫で回す。
しかも三つの電マの軌道に共通しているのは、乳首や陰核などの一番感じる部位を外して愛撫してくること。
だから琴子は完膚なきまでに蛇の生殺し状態に置かれ、欲求不満に狂いそうになっている。
仁美は、琴子が自分からおねだりしてくるまで焦らすのだ、とそう言った。
やられっ放しの状況に反発を覚えていた琴子は、自分からねだることだけはすまいと固く決意していたのだが、こうなるとそれも怪しいと言わざるをえなかった。
トキトキに尖った乳首だけを敬遠され、乳房を麓から螺旋を描いて乳輪まで電マでなぞられるその苦痛。
あるいは開いた股倉の太腿のつけ根から恥丘の周囲に集中的に電マを当てられ、陰核や陰唇のみ放置される辛さ。
しかも、三人は電マを駆使しながら、並行して空いたほうの手で、琴子の全身を撫でまわしてくるのである。
「お、お願い、です」
全身の疼きに耐えかね、気づくといつしか琴子は口から勝手に嘆願の言葉をつむぎ出していた。
「もっと、ちゃんと、して…ください」
元より内気で晩熟の琴子には、それだけ口にするのがせいいっぱいだった。
淫乱の見本のような仁美の支配下に置かれるようになっても、すぐには性格までは変わらない。
が、小声でささやいたことが、三人の嗜虐心にかえって火をつけてしまったようだった。
「え? 奥様、今、何かおっしゃいました?」
チエミがおどけた口調で訊いてくる。
「もっと大きな声でおっしゃってくださいな。でないと聞えませんよ」
嵩にかかってダダ子が笑い飛ばす。
「も、もっと、ちゃんと、して、ください。でなければ、やめてください。そ、そんな、やり方は」
仕方なく、琴子は声を張り上げた。
その間も、三人の操る電マのウレタンゴムは、琴子の乳房の柔らかい部分や愛液で濡れた内腿、そして波打つようにひくひく動く平らな下腹を丁寧になぞっている。
「ちゃんとしてくださいって、何をですか?」
うれしそうに引き継いだのは、仁美だった。
「はっきりおっしゃってくださらないと、わかりませんわ。仕方ないですわね。じゃあ、ここらでやめにします?」
「そ、それは…」
琴子は口ごもった。
こんな状態で放置されたら…。
その思いで、目の前が暗くなる。
それぞれが別々の手で操作されているため、その動きは極めてランダムで、琴子の予想外の部位を撫で回す。
しかも三つの電マの軌道に共通しているのは、乳首や陰核などの一番感じる部位を外して愛撫してくること。
だから琴子は完膚なきまでに蛇の生殺し状態に置かれ、欲求不満に狂いそうになっている。
仁美は、琴子が自分からおねだりしてくるまで焦らすのだ、とそう言った。
やられっ放しの状況に反発を覚えていた琴子は、自分からねだることだけはすまいと固く決意していたのだが、こうなるとそれも怪しいと言わざるをえなかった。
トキトキに尖った乳首だけを敬遠され、乳房を麓から螺旋を描いて乳輪まで電マでなぞられるその苦痛。
あるいは開いた股倉の太腿のつけ根から恥丘の周囲に集中的に電マを当てられ、陰核や陰唇のみ放置される辛さ。
しかも、三人は電マを駆使しながら、並行して空いたほうの手で、琴子の全身を撫でまわしてくるのである。
「お、お願い、です」
全身の疼きに耐えかね、気づくといつしか琴子は口から勝手に嘆願の言葉をつむぎ出していた。
「もっと、ちゃんと、して…ください」
元より内気で晩熟の琴子には、それだけ口にするのがせいいっぱいだった。
淫乱の見本のような仁美の支配下に置かれるようになっても、すぐには性格までは変わらない。
が、小声でささやいたことが、三人の嗜虐心にかえって火をつけてしまったようだった。
「え? 奥様、今、何かおっしゃいました?」
チエミがおどけた口調で訊いてくる。
「もっと大きな声でおっしゃってくださいな。でないと聞えませんよ」
嵩にかかってダダ子が笑い飛ばす。
「も、もっと、ちゃんと、して、ください。でなければ、やめてください。そ、そんな、やり方は」
仕方なく、琴子は声を張り上げた。
その間も、三人の操る電マのウレタンゴムは、琴子の乳房の柔らかい部分や愛液で濡れた内腿、そして波打つようにひくひく動く平らな下腹を丁寧になぞっている。
「ちゃんとしてくださいって、何をですか?」
うれしそうに引き継いだのは、仁美だった。
「はっきりおっしゃってくださらないと、わかりませんわ。仕方ないですわね。じゃあ、ここらでやめにします?」
「そ、それは…」
琴子は口ごもった。
こんな状態で放置されたら…。
その思いで、目の前が暗くなる。
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