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#271 トレーニングルームは蜜まみれ⑫

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 真横から見ると、琴子の躰は腰を頂点として、「へ」の字の形に反り返っている。
 拘束された両手と両脚が目いっぱい引き伸ばされているため、紐水着は張りつめ、盛り上がった乳房と股間の恥丘の部分で、横に隙間が生じてしまっている。
 特に胸では紐が乳頭ほどの幅しかないせいで、まろやかな琴子の乳房はほぼ丸見えだ。
 しかも乳首が大きく勃起しているので、乳輪すら確認できる始末だった。
 反り返った股間では、むちっとした太腿のつけ根からすべらかな三角地帯にかけて広がる女性特有の卑猥な扇状地を、V字形に鋭く切れ込んだ水着のクロッチ部分が辛うじて隠しているのだが、途中でよじれた布が縄のようになって恥丘の合間の深い肉の渓谷に食い込んでいるため、実質的に隠れているのは陰核だけだった。
 だが、その陰核も、たび重なる凌辱に充血して肥大し、硬い肉の芽と化して水着の布を押し上げている。
 そんなわけで、角度を変えて今度は真上から見てみると、琴子の生白い裸身の上をVの字に走る赤い二本の紐は、乳房の上で乳首のボッチが生じ、二本が交わる股間のクロッチ部分で陰核のボッチが飛び出ていた。
 その三つの突起物を、変態レズビアンである三人が見逃すはずがなかった。
「いい具合に勃起してますわね」
 琴子の裸体に、舐めるように顔を近づけながら、仁美が言う。 
 そう言う仁美のタンキニのグレーの水着も、セパレーツの胸の部分にふたつの小さな突起が浮き出ている。
「せっかくですから、勃起部分は一番後にしましょうか」
 さらけ出された琴子の腋の下に鼻をくっつけて、チエミが言う。
 性感帯をさまざまな方法で責められ続けてきたせいで、琴子の腋の下はじっとりと汗ばみ、濃い性フェロモンの香りを放っている。
 その麝香に似た匂いを、樽のように太ったチエミは、鼻孔いっぱいに嗅いでいるのだった。
「ですよねー、焦らされて悶え狂う人妻の姿って、もうサイコー!」
 我が意を得たりとばかりに、ロボットのような四角い顏でダダ子がうなずいた。
「ではそのように、周辺部分からじっくり責めていくとしましょうか」
 二頭の悪鬼を従えた魔界の魔女さながらの妖艶な笑みを、仁美がその美貌に浮かべて言った。
 ぶーん。
 唸る三本の電動マッサージ器。
 すべすべの腋の下と汗ばんだ下腹に、細かく振動するウレタンゴムが押し当てられる。
 振動が肌を伝い、カチコチにしこったふたつの乳首と陰核が、共鳴する音叉のように震え出す。
「ああっ、だ、だめっ」
 通電されたかのようにびくんとのけぞり、豊満な肉体を淫蕩にくねらせる琴子。
「さすが人妻。奥さん、乳首もクリトリスも、とっても大きいですね。布越しでもすぐわかるもん」
 腋の下から丸見えの脇乳へと電マを移動させながら、琴子の胸の突起に鼻を近づけ、からかうようにチエミが言った。

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