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#270 トレーニングルームは蜜まみれ⑪

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「そ、そんな…ひどい…」
 そう口にしてみたものの、自分でも説得力がかけらもないことがわかる。
 なんせ琴子は全身で感じまくっているのだ。
 そのことは、乳首の勃起具合からでも、水着のクロッチ部分のウお互れ具合からでも、一目瞭然だ。
「またまたあ、心にもないこと言っちゃって」
 チエミが笑いながら琴子の両腕を頭上のバーに結束バンドで固定する。
「だよねだよねー、こんなに感じちゃってるのにさあ」
 ダダ子がからかうように言い、琴子の足を片方ずつペダルに結束バンドで縛りつけた。
「準備完了!」
 ふたりが琴子から離れると、仁美が琴子が背中を預けているマシンの背もたれの角度を調整し始めた。
 両手を固定したバーと両足を固定したペダルが下がり、その代わりに腰の下が山型に盛り上がる。
 それにつれて琴子の肉体は大きく前後に引っ張られ、隆起した背もたれの頂点に腰を押されて反り返る。
 そうなると、当然、紐水着は勃起した乳首を強く擦り上げ、陰部のスリットに深く食い込んでしまう。
「こ、こんなの、だ、だめ」
 羞恥で身をよじる琴子。
 更に強く食い込んだ紐水着のクロッチ部位が陰核を擦ると同時に、ローターをぎゅっと膣の奥に押し込んだのだ。
 括約筋に押し戻され、いったん入り口近くまで浮き上がってきていたローターが、ボルチオに嵌まり込む。
「ああんっ」
 琴子が海老のように跳ねたのは、そのためだった。
 仁美がハンドルを回すにつれ、琴子の肢体はマシンに磔になったまま、少しずつ湾曲していく。
 やがて両腕と両脚の腱がくっきり浮き出るほど躰が引き伸ばされると、
「さあ、お次はこれを、一本ずつ取って」
 仁美が言って、チエミとダダ子に棚から取り出した棒状の器具を手渡した。
「わ、これ、電マじゃないっすか!」
 スイッチを入れ、ブウーンという音をさせて、ダダ子が言う。
「電マ三本で、奥さんを同時三点責め? うわあ、いやらしい!」
 パンパンに張った丸い身体を震わせ、チエミが嬉しそうな声を出す。
「チエミは右のおっぱい、ダダ子は左のおっぱい、そしてわたくしが、おまんこっていうのはどうかしら?」
「OKでーす! ついでに腋の下や脇腹もいいっすかあ?」
「モチのロンでしょ。後は、お好きなようにおやんなさい。ただし、最初は”弱”で始めること。それも、水着の上からね。焦らしに焦らすのを忘れないこと。ふたりとも、いいわね」
 厳かな口調で仁美が後を締めると、電動マッサージ器を武器のように掲げ、二人のの巨女が真面目な顔で頷いた。


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