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#268 トレーニングルームは蜜まみれ⑨
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どれだけペダルを漕いだのか。
「あああっ! だめ! もう!」
突然こみあげて来た衝動に耐えきれず、琴子はのけぞった。
股間に食い込む水着の紐がずれ、いつのまにか剥き出しになった陰核が、じかにサドルを擦っていた。
更に、股の間から胸に向かってV字形に伸びた二本の紐を仁美とチエミが横に大きくずらしたせいで、ナマの乳房が左右にポロンと飛び出てしまっている。
その乳房を二人に揉みしだかれ、乳首をちゅうちゅう吸われては、もう自転車漕ぎどころの騒ぎではなかった。
「あらあら、奥さんったら、こんなに濡らしちゃって」
股間から尻の間に食い込んでいる紐水着を斜め上に引っ張って、呆れたようにダダ子が言った。
「ほんとですわね。お潮、吹いちゃったのかしら?」
ぐったりとハンドルにもたれかかって動かなくなった琴子の股間を、仁美がしげしげとのぞきこむ。
「自転車はもう無理みたいですね。次に行きましょう。次に」
快活に言って、チエミが琴子を抱え起こすと、ダダ子が手足の結束バンドを外し始めた。
フィットネスバイクから降ろされた琴子が、次に乗せられたのは、金属のアームと簡易ベッドを組み合わせたようなマシンだった。
「チェストプレスマシンね。これなら、初心者の琴子さんに最適だわ」
ベッド型の椅子に琴子が横たえられるのを見下ろして、仁美が我が意を得たりとばかりにうなずいた。
まず、バーが琴子の肩のラインよりも下になるように、チエミがシートの高さを調整した。
ダダ子が琴子の手を取り、バーのグリップを握らせる。
「肩甲骨を寄せる感じで握ってくださいね。これ、バストアップに最適なんですよ。そうそう、そんな感じ。そしたら次は、肩甲骨を寄せたまま、肘を伸ばしてバーを前に押し出してくださいな。バーを押し出したら、顎を引いて大胸筋を完全に収縮させるんです」
ダダ子の指示は、プロのインストラクターのように細かく、そして正確だった。
バストアップに最適ー。
その言葉が、琴子をせん妄状態から現実に引き戻したようだ。
そうなんだ…。
美容に効くなら、悪くないかも…。
そう思ったからである。
ダダ子に言われたことを、ゆっくりと反復する。
「いい感じ。そうして、ゆっくりと筋肉を効かせながら、腕を元に戻してくださいな。まずは、15回3セットを目安で」
忠実に躰を動かし始めた琴子を見守りながら、時々、ダダ子が的確なアドバイスを入れてきた。
「肩甲骨を少し寄せ気味にして胸を張ります。この時握った手がバストトップの高さぐらいになるように」
躰全体が熱くなる。
いい気持ち。
両手両足を屈伸させながら、琴子は目を閉じた。
固まっていた筋肉が、少しずつほどけていく。
だが、これがただのトレーニングで済むはずがないことも、琴子には薄々わかっていた。
そして、案の定ー。
「背中の緊張を保ったまま手を前に押し出します。手を伸ばした時に、肩が一緒に動かないように、首がすくまないように注意します。ここがバストトレーニングの大切なポイントですからね。更に、息を吐きながら押し出す、吸いながら戻すを繰り返します。あ、お胸のあたり、また水着がずれてますね。ちょっと触りますけど、いいですか?」
何気ないダダ子のその言葉が、蹂躙再開の合図だった。
「あああっ! だめ! もう!」
突然こみあげて来た衝動に耐えきれず、琴子はのけぞった。
股間に食い込む水着の紐がずれ、いつのまにか剥き出しになった陰核が、じかにサドルを擦っていた。
更に、股の間から胸に向かってV字形に伸びた二本の紐を仁美とチエミが横に大きくずらしたせいで、ナマの乳房が左右にポロンと飛び出てしまっている。
その乳房を二人に揉みしだかれ、乳首をちゅうちゅう吸われては、もう自転車漕ぎどころの騒ぎではなかった。
「あらあら、奥さんったら、こんなに濡らしちゃって」
股間から尻の間に食い込んでいる紐水着を斜め上に引っ張って、呆れたようにダダ子が言った。
「ほんとですわね。お潮、吹いちゃったのかしら?」
ぐったりとハンドルにもたれかかって動かなくなった琴子の股間を、仁美がしげしげとのぞきこむ。
「自転車はもう無理みたいですね。次に行きましょう。次に」
快活に言って、チエミが琴子を抱え起こすと、ダダ子が手足の結束バンドを外し始めた。
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「チェストプレスマシンね。これなら、初心者の琴子さんに最適だわ」
ベッド型の椅子に琴子が横たえられるのを見下ろして、仁美が我が意を得たりとばかりにうなずいた。
まず、バーが琴子の肩のラインよりも下になるように、チエミがシートの高さを調整した。
ダダ子が琴子の手を取り、バーのグリップを握らせる。
「肩甲骨を寄せる感じで握ってくださいね。これ、バストアップに最適なんですよ。そうそう、そんな感じ。そしたら次は、肩甲骨を寄せたまま、肘を伸ばしてバーを前に押し出してくださいな。バーを押し出したら、顎を引いて大胸筋を完全に収縮させるんです」
ダダ子の指示は、プロのインストラクターのように細かく、そして正確だった。
バストアップに最適ー。
その言葉が、琴子をせん妄状態から現実に引き戻したようだ。
そうなんだ…。
美容に効くなら、悪くないかも…。
そう思ったからである。
ダダ子に言われたことを、ゆっくりと反復する。
「いい感じ。そうして、ゆっくりと筋肉を効かせながら、腕を元に戻してくださいな。まずは、15回3セットを目安で」
忠実に躰を動かし始めた琴子を見守りながら、時々、ダダ子が的確なアドバイスを入れてきた。
「肩甲骨を少し寄せ気味にして胸を張ります。この時握った手がバストトップの高さぐらいになるように」
躰全体が熱くなる。
いい気持ち。
両手両足を屈伸させながら、琴子は目を閉じた。
固まっていた筋肉が、少しずつほどけていく。
だが、これがただのトレーニングで済むはずがないことも、琴子には薄々わかっていた。
そして、案の定ー。
「背中の緊張を保ったまま手を前に押し出します。手を伸ばした時に、肩が一緒に動かないように、首がすくまないように注意します。ここがバストトレーニングの大切なポイントですからね。更に、息を吐きながら押し出す、吸いながら戻すを繰り返します。あ、お胸のあたり、また水着がずれてますね。ちょっと触りますけど、いいですか?」
何気ないダダ子のその言葉が、蹂躙再開の合図だった。
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