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#267 トレーニングルームは蜜まみれ⑧

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 琴子としては、別に仁美たちの指示に従わなければならぬいわれはない。
 が、仁美の狡猾なところは、琴子にそうせざるを得ないように自然に仕向けてしまうことだった。
 現に今、琴子は夢中でペダルを漕いでいる。
 なぜなら、サドルにあたる局部が気持ちよくてならないからだ。
 勃起したクリトリスと膣口から頭を出した小型ローター。
 そのふたつが足に力を入れるたびにサドルに強くこすれ、疼くような快感を生み出している。
 更に、仁美たち三人の愛撫も絶妙だった。
 ほとんど紐にすぎない水着を身に着けた琴子は、いわば全裸に近い状態だ。
 その露出した肌を、三人の手が自由自在に撫で回すのだから、たまらない。
 しかも、ペダル漕ぎの振動で、紐水着の下で硬くなり布を押し上げている乳首が擦られて、これがまた凄いのだ。
「ああ、あああ、ああああっ」
 琴子はいつしか喘いでいた。
 ハアハアハアハア・・・。
 息がどんどん荒くなっていく。
 見る間でもなく、サドルはすっかりぐしょ濡れだ。
 紐水着のクロッチ部分を濡らした琴子の愛液が、それだけでは足りずに外にあふれ出してきているのである。
「横から見ると、おっぱい、ほぼ丸出しですね。乳首以外は全部見えてるよ」
 琴子の躰をまさぐりながら、感心したようにダダ子が言う。
「おなかもそうね。下の”唇”以外は、デリケートゾーンも、隅から隅まで、すっかり見えてるもん」
 琴子の脂の乗り切っ内腿を撫でさすり、口づけしながら、チエミが相槌を打つ。
「琴子さんの躰って、とっても綺麗でしょ?」
 琴子の背中のくぼみにゆっくりと舌を這わせ、水着の上から乳房を揉みつつ、歌うような口調で、仁美が言う。
「とても四十路直前とは思えないわ。おなかにもほとんど余分なお肉がついていないし、それでいて、トロみたいにしっかり脂が乗ってるし」
「ほんと、理想の人妻の躰ですよね。まさにレズプレイにぴったりって感じ」
「恥毛を剃らせたのは、正解でしたね。仁美姉さんみたいに、永久脱毛してもいいかも」
「そうね、そのことはアキちゃんたちに伝えておくわ。近いうちにまたエステに連れていきますからって」
 三人の会話が、どんどん遠くなっていく。
 まるで薔薇色の雲の中をさ迷っているようだ。
 だ、だめ。
 も、もう、無理ー。
 琴子はきゅっと目を閉じた。
 躰の芯から、急速に突き上げてくるものがあった。
 ああ、このままじゃ、あたし、逝っちゃうかも…。
 そう思った瞬間、仁美の指先がするりと水着の下に潜り込み、琴子の勃起乳首を直に抓り上げた。

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