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#265 トレーニングルームは蜜まみれ⑥

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 剥き出しにされた琴子の股間に鼻先を近づけると、仁美はまず指で花弁を左右に押し開いた。
 ぬるぬるに濡れた肉の花びらが息づくように蠢き、サーモンピンクの生地が露わになる。
 その下方でひくつく赤い孔が、琴子の躰の中心だ。
「行きますわよ」
 仁美が真面目くさった顔つきで言い、指に挟んだ卵型のローターをそうっと穴の縁に押し当てた。
「あら」
 仁美が驚きの声を発したのはほかでもない。
 いきなり襞が吸いつき、捕食するようにローターを膣内に取り込んでしまったのだ。
 じゅわり。
 穴の周辺部から滲む愛液。
「ふふふ、琴子さん、すごいわね。ちょっと濡れすぎじゃあ、ありませんこと?」
 サーモンピンクの生地の上方から突き出た肉の芽を、人差し指の先で軽く愛撫して、仁美が笑う。
「アナルもその調子だといいですけどねえ」
 思案げに太い眉を寄せてダダ子が言った。
「下手に出血とかされると、嫌なんで」
「だよね。血を見るのは、あたしも苦手だな」
 うなずくチエミ。
 が、仁美は左手の指で琴子の尻肉を左右に押し開けると、
「大丈夫。ほら、見てて」
 自信に満ちた口調で言いながら、その双丘の谷間の底に息づく菊の形の穴に、右手の指で唾液をなすりつけた。
「だめよ…そんなとこ」
 得も言われぬ微妙な感触に、身悶えする琴子。
 が、左右の腕をチエミとダダ子に抱えられ、動くことすらままならない。
「入れますわよ」
 そうこうするうちに、左手の指で琴子の肛門を広げた仁美が、右手の指につまんだローターを、菊門にゆっくり押し当てた。
 ずぶり。
「あんっ」
 躰のあり得ない部位に硬いものが押し入る感触に、海老のようにのけぞる琴子。
 ちゅぶ。
「いい感じよ」
 仁美が指先に力を入れると、
 ちゅぶちゅぶちゅぶっ。
 意外に簡単に、異物は肛門に収まってしまった。
「いや、こんなの」
 琴子は涙目になった。
「早く、取って!」
「ちょっと待って。あわてないで」
 作業を終えた仁美が、琴子に向かってリモコンを向けた。
 リモコンからは二本のコードが出て、琴子の股間とアナルに収まったふたつのローターに繋がっている。
「琴子さん、あなた、果たして、これでもそう言い張れるかしら?」
 仁美の指がスイッチを押した。
 それとほとんど同時に、琴子の体内の二か所で微細な振動が発生した。
「ああう、はひいっ」
 電気ショックを受けた蛙のように伸び切る琴子。
 つま先で立ち上がったその半裸体を、ダダ子とチエミが抱え上げる。
「さあ、奥さん、シェイプアップのお時間ですよ」
「まずは自転車漕ぎから始めましょうね」
「だ、だめよ、や、やめ、て…。あああっ」
 無理やりサドルをまたがされた琴子は、自重でふたつのローターがそれぞれの穴深く食い込む感触に、無意識のうちにすすり泣くような声を上げていた。


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