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#264 トレーニングルームは蜜まみれ⑤
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仁美が目を付けたのは、一台のフィットネスバイクだった。
床に固定された、車輪のない自転車のような器具である。
サイクリング車を模したそれは、ハンドルはT字形で、サドルの高さを自由に調整できるようになっている。
「これを漕がせるだけというのは、あまり面白くありませんね」
尖った顎を指で支え、思案げにマシンを眺めながら、仁美がつぶやいた。
しばらく考えに耽っていたが、急に眼を輝かせたかと思うと、
「あ、そうですわ。これを使ったらどうかしら。わたくしとしたことが、もしも時のためにと思って持ってきたの、忘れていましたわ」
そんなことを口にして、肩から掛けていたポーチの口を開け、中から何かをつまみ出した。
「うは、さすが仁美姉さん。そんなヤヴァいもの、持ち歩いてるだなんて」
「でも、素敵。それを装着して自転車漕がせたら、奥さん、大変なことになっちゃいそう」
仁美の手の中のものを見るなり、ダダ子とチエミが手を打って喜んだ。
「そ、そんな…」
絶句したのは、当の琴子である。
「前にも一度、使いましたわね」
仁美がコードの先についた一対のピンクのソラマメをブラブラさせて、にっこり笑った。
プラスチックでできたソラマメに見えるそれは、小型のローターである。
以前、琴子は仁美の甘言に乗せられ、ローターを膣内に装着したまま、商業施設内を歩かされたことがある。
きっと、それと同じ種類のものに違いない。
「そうなんだ。奥さんも、慣れてるなら、まったく問題ナシだよね」
仁美が命じる前に、察したチエミが後ろに回り、いきなり琴子を羽交い絞めにする。
「じゃあ奥さん、オトナシクしましょうねえ」
申し合わせたようにダダ子が琴子の前にしゃがみ込むと、股間の紐水着のクロッチ部分を横にずらしにかかった。
「どうしよっかな。ローター、ふたつあるのよね」
歌うような口調で言いながら、仁美が剥き出しになった琴子の恥丘に顔を寄せてきた。
「ひとつの穴にふたつ入れるか、前と後ろの穴に、それぞれ挿入するか、どっちがいいかってこと」
「奥さん、アナルもいけるんですか」
驚いたように、チエミが訊く。
「わかんない。それを試してみたい気もするの」
「じゃあ、前と後ろ、同時責めっていうことで」
ダダ子がマジックテープ状になった水着のクロッチ部分を外すと、琴子の股間はまる出しになった。
「や、やめ…て…」
ローターを、膣だけでなく、肛門にも…?
そうして、それを装着したままで、このフィットネスバイクに…?
想像するだけで、めまいがする。
言葉とは裏腹に、更なる快楽への期待に、琴子の躰の芯は、またしても甘い蜜を滲ませ始めていた…。
床に固定された、車輪のない自転車のような器具である。
サイクリング車を模したそれは、ハンドルはT字形で、サドルの高さを自由に調整できるようになっている。
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しばらく考えに耽っていたが、急に眼を輝かせたかと思うと、
「あ、そうですわ。これを使ったらどうかしら。わたくしとしたことが、もしも時のためにと思って持ってきたの、忘れていましたわ」
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「うは、さすが仁美姉さん。そんなヤヴァいもの、持ち歩いてるだなんて」
「でも、素敵。それを装着して自転車漕がせたら、奥さん、大変なことになっちゃいそう」
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申し合わせたようにダダ子が琴子の前にしゃがみ込むと、股間の紐水着のクロッチ部分を横にずらしにかかった。
「どうしよっかな。ローター、ふたつあるのよね」
歌うような口調で言いながら、仁美が剥き出しになった琴子の恥丘に顔を寄せてきた。
「ひとつの穴にふたつ入れるか、前と後ろの穴に、それぞれ挿入するか、どっちがいいかってこと」
「奥さん、アナルもいけるんですか」
驚いたように、チエミが訊く。
「わかんない。それを試してみたい気もするの」
「じゃあ、前と後ろ、同時責めっていうことで」
ダダ子がマジックテープ状になった水着のクロッチ部分を外すと、琴子の股間はまる出しになった。
「や、やめ…て…」
ローターを、膣だけでなく、肛門にも…?
そうして、それを装着したままで、このフィットネスバイクに…?
想像するだけで、めまいがする。
言葉とは裏腹に、更なる快楽への期待に、琴子の躰の芯は、またしても甘い蜜を滲ませ始めていた…。
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