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#262 トレーニングルームは蜜まみれ③

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 更衣室を出ると、そこは人気のない廊下だった。
「たまらないわね。このエロさ」
 紐水着の琴子を壁に押しつけて、チエミが言った。
 鼻孔が膨らみ、興奮しているのか、ずいぶんと鼻息が荒い。
「チエミったら、トレーニングルームに着くまで我慢できないの?」
 呆れたようにダダ子が横から口をはさむと、
「お願い、少し時間をちょうだい」
 息を弾ませながらチエミが言い、紐水着をずらして琴子の乳房を曝け出させた。
「あ」
 喉の奥で琴子は叫んだ。
 放り出されてぶるぶる震える柔らかな乳の肉房。
 その頂に屹立した乳首はピンク色に上気してすっかり勃起してしまっている。
「仁美姉さん、どうしましょう?」
 琴子の乳房を揉み始めたチエミを見やって、困惑顔でダダ子が言った。
「チエミちゃんの気持ちは、よくわかるわ」
 にっこり微笑む仁美。
「だって、琴子さんって、本当にえっちな躰してるんですもの。水着を変えたなのに、何またこの色気」
「ですよねー。人妻だからですかねー」
 チエミの熊手のような手でもみくちゃにされる琴子の乳房を眺めながら、物欲しげな表情でダダ子がうなずいた。
「こうなったら、少しここで楽しんでからにしましょうか」
 自らタンキニの肩紐を横にずらして、仁美が逝った。
「ここは静かで広いし、人気もない。琴子さんの躰を堪能するにはうってつけだもの」
「じゃ、ダダ子もいいんですね?」
「もちろんよ、このエロチックなボディを、心ゆくまで楽しんで」
「わあ、やったあー!」
 許しを得たダダ子が、喜色満面で琴子の身体に手を伸ばす。
 チエミが左の乳房をダダ子に譲ると、無我夢中で揉み始めた。
 ふたりの女アマゾネスに滅茶苦茶にされ、琴子の真っ白な乳房が桜色に染まり始めた。
 チエミとダダ子はよほど乳房を揉み慣れているらしく、揉みと乳首責めの両立を忘れない。
「ああ…だめ…」
 琴子の抵抗の声がだんだんと弱々しくなっていく。
 と、正面でほほえましげにその様子を眺めていた仁美が、琴子の前に片膝をつき、しゃがみこんだ。
「そろそろどうかしら」
 琴子の股でVの字を作る、幅の狭い水着のクロッチ部分に指を這わせる。
 襞の谷間に食い込んだ布はまだ水に入っていないにもかかわらずびっしょりと濡れ、かすかに湯気を立てている。
「濡れてる、濡れてる」
 仁美が歌うように言い、おのれの乳房を両手でつかむ。
 乳房の先を尖らせておいて、勃起した乳首で交互に琴子の股間をこすった。
「いや…。もう離して」
 心にもないことを口走り、琴子は嫌々をするように首を振る。
 頭の隅では、十二分にわかっていた。
 本当は、もっとやってほしいのだ。
 エッチなことを、いろいろと…。

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