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#260 トレーニングルームは蜜まみれ①

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「また逝っちゃいましたね、奥さん」
「そうね、残念だわ。わたくしももう少しだったのに」
「いつも先に果てちゃいますよね、琴子さんって」
「うーん、既婚者で出産経験ありの女が一番感じやすいって、きっと本当なんだろうね」
「中でも彼女は特別なのよ。だって、わたくしが選んだセフレなんですもの」
 プールサイドにしどけなく横たわった全裸の琴子を見下ろして、3人が口々に感想を述べている。
 琴子は長い髪を扇形に広げ、豊満な裸体を薔薇色に染めて、開いた両足の間から水とは別の液体を床面に垂らしている。
 仰向けになっているせいで、やわらかな乳房の肉がスライムのように左右に流れ、その上でまるで崩れかけたプリンに乗ったふた粒のチェリーみたいに、濃いピンク色の乳首が勃起している。
 意識を失った琴子の顔は汗にまみれ、ゆるんだ口の端からは濡れた舌の先が覗いていた。
「さあ、次はどうしましょうか」
 その愉悦の余韻を色濃く留めた顔を見下ろし、チエミが言った。
 まん丸の躰に小さなビキニをまといつかせたチエミは、あたかも巨大なハンプティ・ダンプティだ。
「まさかこれでおしまいってことはないですよね? 準備してきたエロ水着、まだ何着もあるんですよ?」
 横から口を挟んだのは、大顔を鉄兜みたいな奇妙な髪型で囲んだダダ子である。
 特撮ヒーローものに登場する敵の宇宙人に似たダダ子は、セレブの集まるこのプールサイドでは、チエミとともにひどく異彩を放っている。
 リーダー格である仁美が、熟女系人気女子アナをほうふつとさせるセクシー美女であるだけに、尚更だ。
「そうね。どうせなら、もう一度水着を着せて、徐々に剥いでいかないとね」
 ふたりに責められ、仁美が思案に耽る素振りをみせた。
「とにかく、躰も冷えてきたことだし、一度室内に戻りましょうか。琴子さんにも新しい水着を着せてあげたいし」
「それがいいと思います。施設内なら、どこでも水着でOKですから」
 チエミが琴子を担ぎ上げ、プールを出て更衣室に向かった。
「さっきは比較的大人しめなハイレグワンピースだったから、今度はこれなんかどうです?」
 ダダ子がロッカーから出してきたのは、赤い紐の束のようなものだった。
 広げると、ただ赤い紐が、V字形に分かれているだけのシロモノが現れた。
「うひゃあ、それでも水着なの?」
 琴子を後ろから抱きかかえたチエミが、ダダ子の手にあるモノを見て、ただでさえ丸い目を丸くする。
「いいじゃない。究極の紐水着というわけね」
 仁美の口角が、淫蕩な微笑の形に吊り上がる。
「さ、水着が決まったら、早速着せてあげて。早く琴子さんのいやらしい水着姿が見たいもの」

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