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#229 水の中の淫女たち③ 

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「それにしても、ずいぶん水着が食い込んじゃってますねえ。どれどれ」
 ダダ子が琴子の股間に四角い顔を近づけてきた。
「な、何をするの?」
 琴子の顔に怯えの色が浮かぶ。
 逃げようにも、チエミに両手両足の自由を奪われていて、まるで身動きができないのだ。
「お股を洗う前に、ちょっと、食い込み具合を確かめてみようと思って」
 ほとんど唇のない、真一文字の口を笑みの形に曲げると、ダダ子が右手を伸ばしてきた。
「ちょ、ちょっとっ!」
 咎めてみたものの、聞く耳を持つ相手ではなかった。
 激しい”突き上げ”を感じ、喉の奥で「あっ」と声を上げる琴子。
 琴子の着ているハイレグ水着は、骨盤の上辺りから急角度で切れ込み、脚のつけ根を完全に曝け出したまま、股間で鋭いVの字を形成している。
 その頂点に当たるクロッチ部分の横幅があまりに狭いので、恥丘の肉の一部が脇からはみ出ているほどだ。
 ダダ子はその狭いV字部分に指を入れると、布をつまんで斜め上にぐいっと引っ張ったのである。
 もりっ。
 細く紐状になった布が、恥丘の合い間に食い込んだ。
「きゃっ」
 反射的に脚を閉じようとしたが、チエミの怪力に勝てるはずがない。
 むしろチエミの巨大な二段腹に後ろから押され、腰が前に突き出て余計に股を大きく開いてしまった。
「ほら、ほら、ほらあっ」
 ダダ子が水着をぐいぐい引っ張って、琴子の割れ目を扱き出す。
「いや、いやだったらっ」
 顏を背ける琴子。
 あまりの恥辱に奥歯を食いしばる。
 が、琴子の意志は、いつもきまって身体に裏切られるのだ。
 今回もそうだった。
 水着でこすられている部分が熱を帯び、潤んでくるのがわかった。
 極めつけはクリトリスだった。
 大陰唇からちょっぴり顔を出したクリトリスを、ダダ子は見逃さず責めてくる。
「奥さん、本当は、気持ちいいんじゃないんですか?」
 限界まで水着を引っ張り上げ、からかうようにダダ子が訊いてきた。
 角度をつけた水着のすき間から、もう少しで性器が見えそうになっている。
 剃毛したばかりの琴子は完全なる無毛なだけに、際どいそのつるつる感が見るからにいやらしい。
「そ、そんな、ち、違います…。で、でも、あ、ああ…っ」
 弱々しく首を振った時、感じまいと耐える琴子を嘲笑うかのように、水着と陰部の狭間から右の太腿を伝って、透明な汁が新たに一筋滲み出た。
 



  
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