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#206 凌辱のプールサイド⑬
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エレベーターで1階に降りると、マンションの車寄せには、仁美が呼んだハイヤーが止まっていた。
ふつうのタクシーではなく、運転席と後部座席の間が間仕切りで仕切られている。
「本当に何も持っていかなくていいの?」
先に乗った仁美の隣に尻を滑らせて身体を落ちつけると、琴子はたずねた。
「もちろんですよ。バスタオルも水着も、すべて向こうで用意してくれますから」
「お子さんは、大丈夫なの? 仁美さんのとこ、確か小さいお子さんが…」
ふと思い出して、ずっと気になっていたことを、琴子はたずねた。
「悠君のこと? うん、彼のことなら心配ありません。もう小学五年生だし、自分のことは自分でできるから」
あっさりと答える仁美。
「小学五年生…」
もっと小さいかと思っていた。
なるほど、10歳を超えれば、子どももある程度親が居なくても大丈夫だろう。
窓の外はぎらつく真夏の陽光で、風景すらも白くかすんで見えるほどだ。
ハイヤーの中はかなり冷房が効いていて、汗ばんだ肌にちょうどいい。
琴子は例のオフホワイトのパンツに、淡いピンクのタンクトップを着ている。
会員制プールに行くのにはあまりにカジュアルすぎる。
そう思ったのだけど、仁美がそれでいいと言い張ったのである。
それにしても、なぜこの車なのだろう?
運転手の後頭部が見えない車のつくりに、琴子は首をかしげざるを得ない。
が、その理由は、ハイヤーがマンションを出て、一般道を走り出すと、すぐにわかった。
「琴子さん、かわいい。私、ずっと我慢してた。早く会いたくてたまらなくって」
仁美が言い、琴子の躰にいきなりしなだれかかってきたのだ。
右手を琴子の背中に回し、腋の下から手首から先を出し、胸のふくらみの上に手のひらを置く。
同時に左手は琴子のぴちぴちに張り切った太腿の上にあり、長くしなやかな指でファスナーをつまんでいる。
「な、何を、する気?」
訊くまでもなかったが、うわずった声で、あえて琴子はたずねた。
仁美と肌を接しているうちに自分も興奮してきたことを、悟られたくなかったのだ。
弱みを見せると、サディスティックな性癖のある仁美のことだ、
また琴子を性奴隷のごとく、やすやすと自分の膝元に従属させてしまうに違いない。
そう思ったのだ。
「お分かりのくせに」
仁美が琴子の頬に顔を寄せ、蛇のように長い舌をくねらせた。
「さあ、お口を開けて、舌を突き出してごらんなさい。もっと、ほら、もっと…」
唇を暖かく湿った肉が包み込み、舌が粘着性のある熱い生き物に絡め取られると、琴子の脳天に赤いシグナルが点滅した。
その間にも、仁美の指は、徐々にパンツのファスナーを引き下げ、ブラのフロントホックを外していくー。
ポー
ふつうのタクシーではなく、運転席と後部座席の間が間仕切りで仕切られている。
「本当に何も持っていかなくていいの?」
先に乗った仁美の隣に尻を滑らせて身体を落ちつけると、琴子はたずねた。
「もちろんですよ。バスタオルも水着も、すべて向こうで用意してくれますから」
「お子さんは、大丈夫なの? 仁美さんのとこ、確か小さいお子さんが…」
ふと思い出して、ずっと気になっていたことを、琴子はたずねた。
「悠君のこと? うん、彼のことなら心配ありません。もう小学五年生だし、自分のことは自分でできるから」
あっさりと答える仁美。
「小学五年生…」
もっと小さいかと思っていた。
なるほど、10歳を超えれば、子どももある程度親が居なくても大丈夫だろう。
窓の外はぎらつく真夏の陽光で、風景すらも白くかすんで見えるほどだ。
ハイヤーの中はかなり冷房が効いていて、汗ばんだ肌にちょうどいい。
琴子は例のオフホワイトのパンツに、淡いピンクのタンクトップを着ている。
会員制プールに行くのにはあまりにカジュアルすぎる。
そう思ったのだけど、仁美がそれでいいと言い張ったのである。
それにしても、なぜこの車なのだろう?
運転手の後頭部が見えない車のつくりに、琴子は首をかしげざるを得ない。
が、その理由は、ハイヤーがマンションを出て、一般道を走り出すと、すぐにわかった。
「琴子さん、かわいい。私、ずっと我慢してた。早く会いたくてたまらなくって」
仁美が言い、琴子の躰にいきなりしなだれかかってきたのだ。
右手を琴子の背中に回し、腋の下から手首から先を出し、胸のふくらみの上に手のひらを置く。
同時に左手は琴子のぴちぴちに張り切った太腿の上にあり、長くしなやかな指でファスナーをつまんでいる。
「な、何を、する気?」
訊くまでもなかったが、うわずった声で、あえて琴子はたずねた。
仁美と肌を接しているうちに自分も興奮してきたことを、悟られたくなかったのだ。
弱みを見せると、サディスティックな性癖のある仁美のことだ、
また琴子を性奴隷のごとく、やすやすと自分の膝元に従属させてしまうに違いない。
そう思ったのだ。
「お分かりのくせに」
仁美が琴子の頬に顔を寄せ、蛇のように長い舌をくねらせた。
「さあ、お口を開けて、舌を突き出してごらんなさい。もっと、ほら、もっと…」
唇を暖かく湿った肉が包み込み、舌が粘着性のある熱い生き物に絡め取られると、琴子の脳天に赤いシグナルが点滅した。
その間にも、仁美の指は、徐々にパンツのファスナーを引き下げ、ブラのフロントホックを外していくー。
ポー
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