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#182 浅ましき3人プレイ⑤ 

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「これだけど…」
 部屋から戻ってきた和夫が、琴子に肌色の筒状の物体を差し出した。
 極まりが悪いのか、正一のほうを努めて見ないようにしているのがわかる。
 自分も父も下半身丸出しという事実に加え、オナニーに使っている道具を父親に見られるのが恥ずかしいのだろう。
「洗ってあるわね」
 中をのぞき、匂いを嗅いで、琴子は確認した。
「当り前だろ。使ったらその都度ちゃんと洗ってるさ」
 真っ赤になって和夫が言い返す。
「いいわ。じゃ、まずふたり、私の前に立って」
 カーペットの上に正座すると、琴子は息子と夫にそう命じた。
「あ、ズボンもパンツも穿かないで、そのままの恰好で大丈夫だから」
「な、なんだよ…?」
「ど、どういうつもりだ…?」
 警戒心も露わに、ふたりの男はなかなか動こうとしない。
 相手の出方を探るように、互いに相手をちらちら盗み見ている。
 琴子の前ではふたりは親子ではなく、同じ土俵に立つオスというライバル同士なのだ。
「ふたりとも、本気で私とセックスしたいなら、早くしてちょうだい」
 怒ったふりして柳眉を逆立てると、しぶしぶといった感じでまず和夫が立ち上がり、ややあって正一がそれに続いた。
 異様な事態に、ふたりのペニスは力を失いかけている。
 が、そのほうがこの際、琴子には都合がいいのである。
「さ、立ったらふたり、そこで向かい合って」
 琴子が注文をつけると、
「や、やだよ」
 和夫が心底嫌そうに顔をしかめた。
「言うこと聞きなさい。そこで、とうさんと向かい合って、まっすぐ立つの。さっきの続き、したいならね」
「わ、わかったよ」
 琴子の叱責に、和夫が正一のほうに向き直る。
 並んで立つと、息子の和夫のほうが少し背が高く、足も長い。
「いいわ。では、次は、ふたりとも、もっと近寄って。そう。おちんちん同士が触れ合うくらいまで」
 琴子の台詞に、正一がはっと顔を上げ、妻が手にしたオナホールを凝視した。
「琴子、おまえ、まさかそれで…?」
「うふっ。そう、そのまさかよ」
 琴子は愛くるしく小首をかしげて、にっこり微笑んだ。
「私、気づいちゃったの。あなたたちのおちんちん、一本ずつじゃ、あまりにボリュームが足りなさすぎるって」

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