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#177 近親相姦⑤ 

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「どうして・・・?」
 琴子は凍りついた。
 まだ夕方の6時過ぎである。
 正一の帰ってくる時間には早すぎる。
「いけない・・・とうさんよ」
 無意識のうちに、和夫を押しのけようとした。
 が、和夫は高々と上げた琴子の片脚を抱えたまま、動こうとしない。
「かまわないよ、あんなやつ」
 馬鹿にしたように言い捨てると、ためらいもなく琴子の股間に勃起ペニスの先を押しつけてきた。
「見せつけてやればいいんだよ。あんな包茎野郎には」
 ゆうべの一件で、和夫は完全に父に対して優位に立っているようだ。
 自分の肉体のほうが愛する母を喜ばせたという自負があるのだろう。
 正一に対する優越感が透けて見える物言いだ。
「で、でも、あんっ」
 抗議の言葉が後半喘ぎに変わった。
 パンティのクロッチをずらした部分から、和夫の熱く張り切った肥大亀頭が琴子の陰唇の間にずぶりとめり込んだのだ。
 恥ずかしい汁でぐちょぐちょの琴子のそこは、少しの刺激も逃さぬほど興奮してしまっている。
「ああ、入ってくる・・・太くて、硬い、おチンポが・・・」
 快感に身を震わせ、琴子は和夫の逞しい身体にしがみつく。
 はだけたパジャマの下から現れた和夫の肉体は、筋肉質で腹もよく締まっている。
 脂肪がつき始めてたるんできた正一の下腹とは大違いだ。
「ああ、和夫・・・」
 デスマスクに覆われた顔を見上げるのはさすがに怖く、琴子は目の前の勃起乳首に頬ずりした。
「かあさん・・・俺の乳首、舐めて」
 甘えたような声で和夫が言い、毬のようにたわわな琴子の乳房を揉みしだきながら、ズンと真下から怒張した陰茎を突き上げた。
「ああんっ! いいっ!」
 琴子が喘いだ時である。
「おまえたち・・・」
 戸口のあたりから、驚愕に震える正一の声がした。
 琴子は和夫の肩越しに、潤んだ瞳を夫に向けた。
 カバンを足元に落とした正一は、真っ青な顔をして妻と息子の痴態を凝視している。
「悔しかったら、おまえもその腐れチンポでかあさんを喜ばせてみろよ。この包茎野郎」
 父親に背を向けたまま、せせら笑うような調子で、和夫が言った。
 そのまま琴子を更に深く貫くと、腰の上に乗せて立位の体勢を取り、下から伸ばした手で両の乳房を鷲掴む。
「は、はうっ! き、気持ち、い、い・・・!」
 びくんとのけぞると、次の瞬間琴子は大きく痙攣し、下の穴から熱い汁を激しくびゅびゅっと噴き出した。
 

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