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#158 痴女の罠⑥

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 仁美のそのひと言を待っていたかのように、われに返った和夫と正一が動いた。
 琴子から野次馬を引き剥がすと、申し合わせたように、前後から性器とアナルを刺し貫いた。
 琴子の高さは、ちょうどふたりの腰の高さに股間と尻が来るように調整されている。
 だから、その気になれば、挿入は簡単だった。
 ふたりとも、それぞれペニスの前に開いた穴に亀頭を突っ込めばいいだけなのだ。
 野次馬たちのたび重なる前戯によって琴子は性器から会陰部、菊門までローションを塗ったように濡れている。
 指であらかじめ押し広げられていたせいで、挿入は驚くほどスムーズだった。
 乱暴に突っ込まれたにもかかわらず、琴子の穴はいとも簡単に二本の勃起ペニスを咥え込んでいた。
 ふたりの肉棒が、ずぶずぶと根元までめり込んだ時である。
 琴子はこれまで感じたことのない快感に、思わず大きく反り返り、あられもない声で叫んでいた。
「あうううっ! 奥で、奥で、当たってるぅ!」
 前から突っ込まれた和夫のペニスと後ろから突っ込まれた正一のペニス。
 それが膣壁一枚を境にして、間にローターをはさみ、琴子の中心で激しくぶつかり合っているのだ。
 亀頭と亀頭に圧迫され、琴子の子宮と膣の境目でローターが狂ったように飛び跳ねた。
 激烈な振動と挿入の快感で、鎖で緊縛された琴子の琴子の生白い脚が痙攣する。
「ああああああああああっ! だ、だめ、琴子、ま、また、い、いく、いっちゃうぅ!」
 琴子の嬌声に、理性を失った野次馬がどっとばかりに引き寄せられていく。
 何本もの手が伸び、またぞろ琴子の裸身を隅々までまさぐり出した。
 乳房を握られ、乳首をつねられ、口に指を突っ込まれ、引きずり出された舌を指で弄られ、琴子は悶える。
 欲情に呑み込まれた裸の人妻に、無関係な他人たちがゾンビのように群がっていく。
 汗と淫汁の匂いが、周囲にむせ返らんばかりに立ちのぼる。
 その阿鼻叫喚の性欲地獄を眺めながら、恍惚とした表情で、仁美がおもむろに己の乳房と性器を弄び始めた…。

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