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#152 乱交パーティへの誘い⑳
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棒立ちになった中年夫婦を押しのけて、絡み合ったまま4人はエレベーターを出た。
和夫に突き上げられ、仁美に勃起乳首を押しつけられながら、琴子は神輿に担がれるようにしてロビーを横切った。
「外へ」
歌うような声で、男たちに仁美が命令する。
「公園まで行けば、手頃な芝生がありますわ。こんな蒸し暑い夜は、野外で好きなだけ、交わりましょう」
野外セックス…?
琴子はもう、呆れるを通り越して、仁美の想像力の豊かさに感心するしかない。
入院中、母親を病室のほかの病人に犯させてその様子を見ながら自慰をした息子の和夫もかなりの変態だが、仁美はそれに輪をかけて狂っているとしか思えない。
だが、そんな状況を、琴子自身、今は十分に楽しんでいた。
赤の他人に見られながら、こんな恥ずかしいセックスをする。
その自分の姿を頭の中にイメージするだけで、愛液の分泌が増してくる。
自動ドアが開いて、仁美と琴子を腹の上に載せた男たちが建物の外に出た。
仁美のいう公園は、すぐそこだった。
4つの棟に囲まれた広い児童公園が、それである。
街路灯に照らし出された公園には、さすがにこの時間、子どもたちや若い母親たちの姿はない。
が、よく見ると、完全に無人というわけではなかった。
暑気払いに出て来たのか、所在なげな老人がひとり正面のベンチに座り、向かって右手のベンチにはホームレスらしきみすぼらしい身なりの男が横になっている。
更に後ろを振り返ると、さっきの中年夫婦が、こっそり跡をつけてくるのが見えた。
全裸の琴子たちを見て、弾かれたように老人が立ち上がる。
何事かとホームレスが薄目を開け、次の瞬間、がばっとベンチから身を起こした。
近づいてくるふたりの視線に、琴子は異様なまでに興奮した。
ここにも観客がいた…。
それに、あの夫婦も…。
「ここでいいわ」
芝生の中央まで来ると、仁美が言った。
「わたくしと琴子さんを向かい合わせにして、ふたりそれぞれ、わたくしたちをバックで犯してくださらない?」
和夫に突き上げられ、仁美に勃起乳首を押しつけられながら、琴子は神輿に担がれるようにしてロビーを横切った。
「外へ」
歌うような声で、男たちに仁美が命令する。
「公園まで行けば、手頃な芝生がありますわ。こんな蒸し暑い夜は、野外で好きなだけ、交わりましょう」
野外セックス…?
琴子はもう、呆れるを通り越して、仁美の想像力の豊かさに感心するしかない。
入院中、母親を病室のほかの病人に犯させてその様子を見ながら自慰をした息子の和夫もかなりの変態だが、仁美はそれに輪をかけて狂っているとしか思えない。
だが、そんな状況を、琴子自身、今は十分に楽しんでいた。
赤の他人に見られながら、こんな恥ずかしいセックスをする。
その自分の姿を頭の中にイメージするだけで、愛液の分泌が増してくる。
自動ドアが開いて、仁美と琴子を腹の上に載せた男たちが建物の外に出た。
仁美のいう公園は、すぐそこだった。
4つの棟に囲まれた広い児童公園が、それである。
街路灯に照らし出された公園には、さすがにこの時間、子どもたちや若い母親たちの姿はない。
が、よく見ると、完全に無人というわけではなかった。
暑気払いに出て来たのか、所在なげな老人がひとり正面のベンチに座り、向かって右手のベンチにはホームレスらしきみすぼらしい身なりの男が横になっている。
更に後ろを振り返ると、さっきの中年夫婦が、こっそり跡をつけてくるのが見えた。
全裸の琴子たちを見て、弾かれたように老人が立ち上がる。
何事かとホームレスが薄目を開け、次の瞬間、がばっとベンチから身を起こした。
近づいてくるふたりの視線に、琴子は異様なまでに興奮した。
ここにも観客がいた…。
それに、あの夫婦も…。
「ここでいいわ」
芝生の中央まで来ると、仁美が言った。
「わたくしと琴子さんを向かい合わせにして、ふたりそれぞれ、わたくしたちをバックで犯してくださらない?」
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