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#140 乱交パーティへの誘い⑧
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「あふう、も、もう、がまんできないっ!」
和夫が米つきバッタのように激しく腰を突き上げた。
琴子の喉にまで届いた亀頭が、風船のごとく膨張する。
海綿体がどくどくと波打ち始めたかと思うと、
どびゅっ。
鈍い音がして、多量の液体が琴子の口の中いっぱいに広がった。
青臭い匂いがつんと鼻孔をつき、苦みで舌の先の味蕾がかすかに痺れるのがわかった。
精液をこぼさぬようにペニスを口から抜き、琴子はおわんの形に広げた両手のひらの上に、白濁した汁を少しずつ吐き出した。
ついさっき自宅で琴子の膣内に放出したばかりだというのに、和夫の精液は量も多く、色も濃い。
これが全部オタマジャクシそっくりの精子からできているのだと思うと、なんだか不思議な気がした。
「ほうら、和夫ったら、こんなにいっぱい出しちゃって」
琴子は精液を盛った手のひらを顔の前に捧げると、唇をつけてその生温かい液体をすすり始めた。
さらさらの水みたいな正一の精液に比べると、和夫のそれは生卵の卵白のように粘り気があり、味も濃厚だ。
どろりとした精液が食道から胃に流れ込むのを感じながら、琴子はまだ夕食を摂っていないことを思い出した。
すきっ腹を精液が満たしていくのは、初めての感覚だった。
十分ではないが、それでもフカヒレスープを飲んだ時のような満足感があった。
問題は、この先だ。
隣のベッドの正一は、仁美の尻への愛撫を終え、ようやくバックからの挿入を果たそうとしている。
それに比べて琴子のパートナーである和夫は、早くも射精して果ててしまったのだ。
これでは正一を見返すどころか、夫と隣人の女の情事をただ指を咥えて見ているだけになりかねない。
なんとか和夫をもう一度勃起させねばならなかった。
琴子は和夫を見下ろした。
多量の精液を放出した和夫のペニスは、早くも半分ほどの長さに縮み上がり、鼠径部の上に死んだように横たわっている。
「和夫には、まだ足りないわよね」
言いながら、さてどうしたものかと琴子は思案に暮れた。
和夫はすでに2度も射精してしまっている。
睾丸の中にまだ精液が残っているかどうかも疑わしいのだ。
だが、少なくとも和夫はまだ若い。
一説によると、男性で最も性欲旺盛なのは、中学生から高校生にかけての時期だという。
変態じみたところのある和夫なら、盗んだ琴子の下着をオカズに、一晩で自慰を5回や6回繰り返していたとしても、不思議ではない。
だから、まだまだいけるはずなのだ。
ふと、我ながら恐ろしい考えが琴子の脳裏に閃いた。
もう一度和夫を興奮させるには、生半可な方法ではおぼつかない。
ここはかなりのショック療法が必要だろう。
それは、琴子にとっても両刃の刃だった。
もしかすると、琴子のほうが先に戦意を喪失してしまうかもしれないのだ。
が、ここまで来たら、もうやるしかなかった。
期待感と恐怖心で、喉がカラカラに乾いているのがわかる。
「かあさんが、もっと気持ちよくしてあげる」
甘ったるい声でささやくと、何気ない動作で、琴子は和夫のデスマスクに手をかけた。
「でも、その前に、あなたの素顔を見せてほしいの。そのマスクの下の、ありのままのあなたの顔を」
和夫が米つきバッタのように激しく腰を突き上げた。
琴子の喉にまで届いた亀頭が、風船のごとく膨張する。
海綿体がどくどくと波打ち始めたかと思うと、
どびゅっ。
鈍い音がして、多量の液体が琴子の口の中いっぱいに広がった。
青臭い匂いがつんと鼻孔をつき、苦みで舌の先の味蕾がかすかに痺れるのがわかった。
精液をこぼさぬようにペニスを口から抜き、琴子はおわんの形に広げた両手のひらの上に、白濁した汁を少しずつ吐き出した。
ついさっき自宅で琴子の膣内に放出したばかりだというのに、和夫の精液は量も多く、色も濃い。
これが全部オタマジャクシそっくりの精子からできているのだと思うと、なんだか不思議な気がした。
「ほうら、和夫ったら、こんなにいっぱい出しちゃって」
琴子は精液を盛った手のひらを顔の前に捧げると、唇をつけてその生温かい液体をすすり始めた。
さらさらの水みたいな正一の精液に比べると、和夫のそれは生卵の卵白のように粘り気があり、味も濃厚だ。
どろりとした精液が食道から胃に流れ込むのを感じながら、琴子はまだ夕食を摂っていないことを思い出した。
すきっ腹を精液が満たしていくのは、初めての感覚だった。
十分ではないが、それでもフカヒレスープを飲んだ時のような満足感があった。
問題は、この先だ。
隣のベッドの正一は、仁美の尻への愛撫を終え、ようやくバックからの挿入を果たそうとしている。
それに比べて琴子のパートナーである和夫は、早くも射精して果ててしまったのだ。
これでは正一を見返すどころか、夫と隣人の女の情事をただ指を咥えて見ているだけになりかねない。
なんとか和夫をもう一度勃起させねばならなかった。
琴子は和夫を見下ろした。
多量の精液を放出した和夫のペニスは、早くも半分ほどの長さに縮み上がり、鼠径部の上に死んだように横たわっている。
「和夫には、まだ足りないわよね」
言いながら、さてどうしたものかと琴子は思案に暮れた。
和夫はすでに2度も射精してしまっている。
睾丸の中にまだ精液が残っているかどうかも疑わしいのだ。
だが、少なくとも和夫はまだ若い。
一説によると、男性で最も性欲旺盛なのは、中学生から高校生にかけての時期だという。
変態じみたところのある和夫なら、盗んだ琴子の下着をオカズに、一晩で自慰を5回や6回繰り返していたとしても、不思議ではない。
だから、まだまだいけるはずなのだ。
ふと、我ながら恐ろしい考えが琴子の脳裏に閃いた。
もう一度和夫を興奮させるには、生半可な方法ではおぼつかない。
ここはかなりのショック療法が必要だろう。
それは、琴子にとっても両刃の刃だった。
もしかすると、琴子のほうが先に戦意を喪失してしまうかもしれないのだ。
が、ここまで来たら、もうやるしかなかった。
期待感と恐怖心で、喉がカラカラに乾いているのがわかる。
「かあさんが、もっと気持ちよくしてあげる」
甘ったるい声でささやくと、何気ない動作で、琴子は和夫のデスマスクに手をかけた。
「でも、その前に、あなたの素顔を見せてほしいの。そのマスクの下の、ありのままのあなたの顔を」
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