上 下
131 / 385

#129 狂った夫⑤

しおりを挟む
 琴子がひとしきり潮を吹き終えると、床に琴子を突き倒して、正一が言った。
「さっそく逝きやがって…。この淫売めが」
「ごめんなさい…」
 床に両手をつき、琴子は上体をよじってうなだれた。
 盛大に潮を吹いたばかりだというのに、子宮の疼きは静まらない。
 それどころか、辱めを受けるたびに、火に油を注ぐように情欲が燃え上がる。
 その時になって、琴子はすっかり忘れていたあることに気づいて、耳たぶまで赤くなった。
 琴子の膣の奥には、仁美に仕込まれたローターがまだ埋め込まれたままなのだ。
 バイブを挿入されただけですぐに逝ってしまったのは、おそらくそのせいに違いない。
 つまり、逆に言えば、ローターを取り出さない限り、琴子の欲情はいっこうに静まらないということである。
 横目で正一の様子をうかがってみる。
 全裸で椅子にまたがった正一の股間では、先細りのペニスが床と水平に半勃ちになったままだった。
 あれではとても役に立たないわ。
 その色白の深海生物のような性器に軽い侮蔑の念を抱いた時、歯軋りしながら正一が言った。
「それで終わりだなんて思うな。和夫にやらされたことは、ほかにもあるんだろう? それを、全部俺の目の前でやってみせるんだ。筆舌に尽くしがたいほどいやらしいことを、ひとつ残らずな。少しでも懺悔の気持ちがあるのなら、エロスの限りを尽くして、もういっぺん、俺のこいつをカチカチになるまで立たせてみろよ!」
 正一が、自分のペニスを握って、プロペラのように振り回す。
「いいの?」
 琴子は流し目で正一を見上げ、艶を含んだ声で訊き返した。
「本当に、しても、いいの? すごく、すごく、えっちなこと…。いやらしすぎるって、あなた、怒らない?」
 そして、まだ生きているバイブを拾い上げると、倒れぬように床に立て、おもむろにその上で股を開いて中腰になった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

処理中です...