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#113 快楽マッサージ⑬

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 めりめりという音が聞こえそうだった。
 膣の周辺の襞が収縮し、獲物を捕らえる二枚貝の外套膜よろしく、ぐにゃりとシリコンの男性器に絡みつく。
 それを引きはがすように激しく鎌首を振りながら、極太ティルドが琴子の淫猥な穴にめり込んできた。
 直接異物をねじ込まれる物理的な快感もさることながら、琴子が最も興奮したのは鏡に映る己の姿だった。
 テーブルの上に直立した特大のアダルトグッズ。
 その黒光りする筒が、根元深くまでつるつるの琴子の股間に呑み込まれているのだ。
 身体の芯で待ち受けるローターに、ティルドの先が当たるのがわかった。
 ふたつの性具の振動が共鳴して、卑猥なハーモニーと化したさざ波が琴子の膣内に波紋のように広がっていく。
「くううううんっ!」
 琴子はのけぞった。
 ローターが膣と子宮の間のスリットに嵌まり込んだのだ。
 ペニスでボルチオを突かれたことのない琴子にとって、それはこれまで経験したことのない全く異質な快感だ。
「ひいいっ! あああああうううっ!」
 正面の鏡には、ぱっくり開いた恥丘に疑似ペニスを咥え、淫らな汁を垂れ流す己の痴態が大写しになっている。
 明るい照明に影を消されたその映像は、我ながら身震いするほど艶めかしい。
 乳首とクリトリスを縛った糸は、限界まで張り詰めている。
 その3点から流れ込む刺激とボルチオを蹂躙される快感がミックスされ、琴子の意識は今にも吹っ飛びそうだ。
「アミちゃん、単調な攻めはダメよ」
 壁際に立つアミに向かって、ミカが声をかけた。
「上げたり下げたり、もっと、ピストン運動させてあげないと」
 生真面目な顔でアミがうなずき、レバーを操作した。
 生穴から粘液を滴らせ、琴子の尻が持ちあがる。
 ずるずるといやらしい音が響いた。
 その摩擦が、またたまらなかった。
「あああんっ! まだ抜かないで!」
 琴子は失望の叫びを上げた。
「入れて! お願い! 太いのちょうだい! 奥までもっとぶち込んで、琴子のおまんこ、滅茶苦茶にして!」
 肉穴の縁から現れたティルドの側面は、おびただしい琴子の汁でぬめぬめと光沢を放っている。
「まるでケダモノですね」
 鏡の中で、そんな琴子を興味深げに眺めながら、仁美が嗤った。
「でも、獣に堕ちた琴子さん、私は大好きですよ」

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