嬲られる淫獣 ~贖罪のために性奴隷と化した牝犬人妻はきょうも鬼畜の息子に奉仕する~

戸影絵麻

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#100 二重奴隷⑳

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「剃毛だなんて・・・そんな話、聞いてません」
 飛び起きかけた琴子の肩を、ミカがやんわりと押し返した。
「大丈夫ですよ、すぐに済みますから」
 その瞬間、ミカの体操着の胸元が開き、その隙間から剥き出しの乳房がのぞいた。
 小ぶりで硬そうな乳房の先で、ピンク色の乳首が尖っている。
 その光景に、琴子はごくりと唾を呑み込んだ。
 いけない。
 私ったら、何を見とれているのだろう・・・?
 仁美のせいで、女性の身体にも興味がいくようになってしまったと・・・。
 まさか、そんな馬鹿なことが?
「剃毛を希望されるお客さま、最近多いんですよ。綺麗に剃ってから脱毛剤を塗れば、下の毛の処理に悩まされる必要がなくなりますし、何よりもパートナーの男性に喜ばれます。男性週刊誌などを見てもそうです。一時ほど、ヘアヌードのグラビアはなくなっています。つまり、アンダーヘアの時代は、もう終わったってことなんです」
「で、でも・・・」
 夫にバレたら、と言いかけて、琴子は苦い気分に陥った。
 ここで下の毛を剃ったところで、バレるはずがないのだ。
 正一は、ここのところ、琴子の肉体に興味を失くしてしまっている。
 妻の裸体など、見ようともしないに違いない。
「いいわ。仁美さんが、そう言ったなら」
 琴子は捨て鉢な気分で足を開いた。
 そういえば、仁美はいつか、そんなことを口にしていた気がする。
 琴子の陰毛を剃って、剥き出しになった”あれ”を鑑賞しながら舐めてみたい、とか・・・。
 その想像に、琴子の躰の芯でマグマが動いた。
 一瞬、ローターの振動が強くなった気がした。
 ミカが琴子の尻の下に、青いビニールシートを敷いた。
 ミカからチューブを受け取ったアミが、琴子の股間に丁寧にローションを塗り始める。
 たっぷり塗ったところで、剃刀を片手に持ったミカが琴子の股の間に入ってきた。
「しばらく動かないでくださいね」
 やさしく念を押すと、慣れた手つきで膚の上に剃刀を滑らせた。
 ミカがよほど剃り慣れているのか、あるいは琴子の陰毛が薄すぎるのか、彼女の言う通り、作業には10分ほどしかかからなかった。
「いかかですか?」
 熱いタオルで剃り痕を拭き、クリームのようなものをたっぷり塗りこむと、上体を起こしてミカが訊いた。
「なんだか・・・恥ずかしい」
 人形の股のようにつるつるになった股間を見やって、琴子は顔を赤らめた。
 人形のそれと異なるのは、成熟した”唇”がかすかに隆起しているところである。
 間に濃いピンクの筋を刻んだ肉の丘は、陰毛に隠れていた時と比べると、はるかに生々しい。
「永久脱毛剤を塗っておきましたから、これでもう大丈夫です」
 作業道具を片づけて戻ってくると、励ますような口調でミカが言った。
「剃毛も無事済みましたので、次はいよいよ、オイルマッサージに取りかかりたいと思います」

 



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