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#89 二重奴隷⑩
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琴子の肩を抱くようにしてベルトの前まで連れていくと、
「さ、どうぞ、ご遠慮なく」
仁美が軽く背中を押してきた。
よろめいてベルトを抱くような格好になった琴子は、膝立ちになり、股を開いて半ばベルトに跨った。
「ああんっ!」
そのとたん、激烈な快感が押し寄せてきて、琴子は思わず喘いでいた。
スカートの中を、黒く硬いベルトが容赦なく動いていく。
昇りエスカレーターのベルトだから、下から上へと巻き上げられていくのだが、それがちょうど勃起したクリトリスを逆撫でするような按配になり、気持ちよくてならなくなったのだ。
「す、すごい・・・」
自分から股間を押しつけ、前に腰を突き出す琴子。
薄い生地のパンティが硬いゴムにこすられ、湿った部分が広がっていく。
エスカレーターのベルトの表面が濡れ、幅の広い糸を引いている。
それはまるでナメクジが這った跡のようで、照明の光を浴びててらてら光っている。
ベルトに強く性器を押しつけるたび、膣の中で振動するローターが前壁に当たり、琴子の脊髄に痺れがが走る。
膣の前壁は快楽神経の集中するいわばGスポットと呼ばれる部位である。
そこに微細な振動を発するローターが密着すると、ベルトからのクリトリスへの刺激も相まって、まさに天にも昇る気分だった。
「どうです? もう、逝きそう?」
琴子の背中に身体をくっつけ、腋の下から差し入れた手で乳房をまさぐりながら、耳の穴に瞳がささやいた。
「い、いく、琴子、いっちゃう!」
すすり泣くような声を立て、無我夢中で琴子はベルトに濡れた性器を押し当てる。
エスカレーターを使う少しずつ客が増えてきた。
みんな、薄気味悪げに琴子を横目で見、すぐに視線を逸らして急ぎ足で段を駆け登っていく。
中にはベルトに付着した愛液に気づき、不愉快そうに睨んでくる客もいた。
見られてるー。
私、また、こんな恥ずかしい姿を、知らない人たちに・・・。
そう意識すると、もう我慢できなかった。
「あああっ! 逝くぅっ!」
つま先立ちした両足を突っ張って、ベルトにつかまったまま、琴子は感電したようにフリーズした。
のけぞった顏には恍惚とした表情が浮かび、眼球が半ば裏返りかけている。
かすかに開いた唇と唇のすき間からはピンクの舌の先がのぞき、白い歯に挟まれて唾液を垂らしていた。
パンティから染み出した淫汁が、糸を引いてどろどろと内腿を伝い落ちていく。
「素敵でしたわ、琴子さん」
くすくす笑いながら、仁美が言った。
「では、次に行きましょうか。警備員さんが来ないうちに」
「ひどい・・・」
琴子は仁美の腕にしがみつくと、恨みがましい口調で抗議した。
「私だけ、こんな恥ずかしいところで、みんなが見てる前でイかされて・・・」
「さ、どうぞ、ご遠慮なく」
仁美が軽く背中を押してきた。
よろめいてベルトを抱くような格好になった琴子は、膝立ちになり、股を開いて半ばベルトに跨った。
「ああんっ!」
そのとたん、激烈な快感が押し寄せてきて、琴子は思わず喘いでいた。
スカートの中を、黒く硬いベルトが容赦なく動いていく。
昇りエスカレーターのベルトだから、下から上へと巻き上げられていくのだが、それがちょうど勃起したクリトリスを逆撫でするような按配になり、気持ちよくてならなくなったのだ。
「す、すごい・・・」
自分から股間を押しつけ、前に腰を突き出す琴子。
薄い生地のパンティが硬いゴムにこすられ、湿った部分が広がっていく。
エスカレーターのベルトの表面が濡れ、幅の広い糸を引いている。
それはまるでナメクジが這った跡のようで、照明の光を浴びててらてら光っている。
ベルトに強く性器を押しつけるたび、膣の中で振動するローターが前壁に当たり、琴子の脊髄に痺れがが走る。
膣の前壁は快楽神経の集中するいわばGスポットと呼ばれる部位である。
そこに微細な振動を発するローターが密着すると、ベルトからのクリトリスへの刺激も相まって、まさに天にも昇る気分だった。
「どうです? もう、逝きそう?」
琴子の背中に身体をくっつけ、腋の下から差し入れた手で乳房をまさぐりながら、耳の穴に瞳がささやいた。
「い、いく、琴子、いっちゃう!」
すすり泣くような声を立て、無我夢中で琴子はベルトに濡れた性器を押し当てる。
エスカレーターを使う少しずつ客が増えてきた。
みんな、薄気味悪げに琴子を横目で見、すぐに視線を逸らして急ぎ足で段を駆け登っていく。
中にはベルトに付着した愛液に気づき、不愉快そうに睨んでくる客もいた。
見られてるー。
私、また、こんな恥ずかしい姿を、知らない人たちに・・・。
そう意識すると、もう我慢できなかった。
「あああっ! 逝くぅっ!」
つま先立ちした両足を突っ張って、ベルトにつかまったまま、琴子は感電したようにフリーズした。
のけぞった顏には恍惚とした表情が浮かび、眼球が半ば裏返りかけている。
かすかに開いた唇と唇のすき間からはピンクの舌の先がのぞき、白い歯に挟まれて唾液を垂らしていた。
パンティから染み出した淫汁が、糸を引いてどろどろと内腿を伝い落ちていく。
「素敵でしたわ、琴子さん」
くすくす笑いながら、仁美が言った。
「では、次に行きましょうか。警備員さんが来ないうちに」
「ひどい・・・」
琴子は仁美の腕にしがみつくと、恨みがましい口調で抗議した。
「私だけ、こんな恥ずかしいところで、みんなが見てる前でイかされて・・・」
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