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#88 二重奴隷⑨
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「せっかくですから、階段を使いましょうか」
腋の下に手を入れ、琴子を立ち上がらせると、面白がるような口調で仁美が言った。
地下鉄のホームから改札のあるエントランスに上がるには、エレベーターもあるしエスカレーターもある。
それをあえて階段で、というのは、琴子の様子を見て楽しもうという腹に違いなかった。
実際、歩き出してみると、ローターによる刺激は相当なものだった。
脚を動かすたびに膣が収縮し、内壁への振動が強まるのである。
それがまたなんとも気持ちがよく、琴子は内腿をすりつけるようにして千鳥足で歩いた。
階段にさしかかると、もういけなかった。
一歩一歩が鋭い快感のパルスを生み出し、脚に体重をかける毎に脳内にドーパミンがあふれるのがわかった。
その抗しがたい愉悦に、琴子は喘いだ。
「後ろの人たち、見ていますよ」
腋の下に腕を回した仁美が、ニットのタンクトップの上から琴子の勃起乳首を弄びながら、耳打ちした。
「ほら、私たち、こんなにゆっくり登ってるのに、誰も追い抜いていかないでしょ。みんなが覗いてる証拠です」
実際、そうだろうと思う。
このスカートの短さなら、さほど苦労しなくても、琴子の下着を覗くことは、後ろに立っていさえすれば、誰にでも十分に可能なのだ。
時々機械音がするのは、背後にいる誰かがスマホのシャッターを押している音に違いない。
ここでもまた、見られている。
この恥ずかしい姿を。
しかも、写真まで撮られて。
そう意識すると、恍惚感がひたひたと押し寄せてきて、頭の中が真っ白になるようだった。
下半身が、熱くてたまらない。
硬く締まっていた子宮がほどけ、生ぬるい液体と化して、肉襞のすき間から外に滲み出るような気がした。
そんな琴子の変化に仁美が気づかないはずがなく、その指の動きは尚更淫らなものになっていく。
親指で乳首の下を押さえて十分に立たせておいて、残りの4本の指で琴の弦をはじくように乳頭を刺激する。
4本の指に時間差で順番に乳頭を叩かれると、琴子の乳首は服の下でこれ以上は無理なほど硬く尖った。
ようやく階段をのぼり切り、改札を抜けた。
目当ての商業施設へは、地下鉄のエントランスから直接行けるようになっている。
また短い階段をのぼると、そこが施設の地下2階だった。
ここからはエスカレーターが、各フロアをつないでいる。
平日の昼間ということもあり、店内は比較的空いていた。
エスカレーターにも人影はまばらで、ここまで来ると後ろについてくる人の気配もなくなった。
「琴子さん、もう、がまんできないのではありませんか?」
エスカレーターの登り口に差し掛かった時、ふいに仁美が言った。
「見なくても、あなたがびっしょり濡れているのが、匂いでわかります」
「や、やめて・・・」
琴子は思わず火照った頬を両手で押さえた。
「それで、ひとつ、欲求不満解消に、いいことを思いついたのですが」
熱に浮かされたように潤んだ琴子の瞳を正面から見つめて、仁美が続けた。
「今なら誰も見ていません。ならば、いっそのこと、あれを使ってみてはどうですか?」
仁美が顎で示したのは、エスカレーターのベルトの部分だった。
乗降客が手で身体を支えるのに使う、黒いゴムの部位である。
当然ながらベルトは、エスカレーターと一緒に、斜め上方に向かって一定の速度で動いている。
「あんなもので、どうしろと・・・?」
いぶかしく思ってたずねると、仁美がやにわに琴子のスカートの下に手を入れた。
「あのベルトに、ここを強く押し当てるのです。特に、硬くなったクリトリスをね」
仁美の人差し指でパンティ越しに勃起陰核の先を撫でられ、琴子は激しい疼きに反射的に腰を引いていた。
腋の下に手を入れ、琴子を立ち上がらせると、面白がるような口調で仁美が言った。
地下鉄のホームから改札のあるエントランスに上がるには、エレベーターもあるしエスカレーターもある。
それをあえて階段で、というのは、琴子の様子を見て楽しもうという腹に違いなかった。
実際、歩き出してみると、ローターによる刺激は相当なものだった。
脚を動かすたびに膣が収縮し、内壁への振動が強まるのである。
それがまたなんとも気持ちがよく、琴子は内腿をすりつけるようにして千鳥足で歩いた。
階段にさしかかると、もういけなかった。
一歩一歩が鋭い快感のパルスを生み出し、脚に体重をかける毎に脳内にドーパミンがあふれるのがわかった。
その抗しがたい愉悦に、琴子は喘いだ。
「後ろの人たち、見ていますよ」
腋の下に腕を回した仁美が、ニットのタンクトップの上から琴子の勃起乳首を弄びながら、耳打ちした。
「ほら、私たち、こんなにゆっくり登ってるのに、誰も追い抜いていかないでしょ。みんなが覗いてる証拠です」
実際、そうだろうと思う。
このスカートの短さなら、さほど苦労しなくても、琴子の下着を覗くことは、後ろに立っていさえすれば、誰にでも十分に可能なのだ。
時々機械音がするのは、背後にいる誰かがスマホのシャッターを押している音に違いない。
ここでもまた、見られている。
この恥ずかしい姿を。
しかも、写真まで撮られて。
そう意識すると、恍惚感がひたひたと押し寄せてきて、頭の中が真っ白になるようだった。
下半身が、熱くてたまらない。
硬く締まっていた子宮がほどけ、生ぬるい液体と化して、肉襞のすき間から外に滲み出るような気がした。
そんな琴子の変化に仁美が気づかないはずがなく、その指の動きは尚更淫らなものになっていく。
親指で乳首の下を押さえて十分に立たせておいて、残りの4本の指で琴の弦をはじくように乳頭を刺激する。
4本の指に時間差で順番に乳頭を叩かれると、琴子の乳首は服の下でこれ以上は無理なほど硬く尖った。
ようやく階段をのぼり切り、改札を抜けた。
目当ての商業施設へは、地下鉄のエントランスから直接行けるようになっている。
また短い階段をのぼると、そこが施設の地下2階だった。
ここからはエスカレーターが、各フロアをつないでいる。
平日の昼間ということもあり、店内は比較的空いていた。
エスカレーターにも人影はまばらで、ここまで来ると後ろについてくる人の気配もなくなった。
「琴子さん、もう、がまんできないのではありませんか?」
エスカレーターの登り口に差し掛かった時、ふいに仁美が言った。
「見なくても、あなたがびっしょり濡れているのが、匂いでわかります」
「や、やめて・・・」
琴子は思わず火照った頬を両手で押さえた。
「それで、ひとつ、欲求不満解消に、いいことを思いついたのですが」
熱に浮かされたように潤んだ琴子の瞳を正面から見つめて、仁美が続けた。
「今なら誰も見ていません。ならば、いっそのこと、あれを使ってみてはどうですか?」
仁美が顎で示したのは、エスカレーターのベルトの部分だった。
乗降客が手で身体を支えるのに使う、黒いゴムの部位である。
当然ながらベルトは、エスカレーターと一緒に、斜め上方に向かって一定の速度で動いている。
「あんなもので、どうしろと・・・?」
いぶかしく思ってたずねると、仁美がやにわに琴子のスカートの下に手を入れた。
「あのベルトに、ここを強く押し当てるのです。特に、硬くなったクリトリスをね」
仁美の人差し指でパンティ越しに勃起陰核の先を撫でられ、琴子は激しい疼きに反射的に腰を引いていた。
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