嬲られる淫獣 ~贖罪のために性奴隷と化した牝犬人妻はきょうも鬼畜の息子に奉仕する~

戸影絵麻

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#77 夜這いの誘惑③

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 薄いショーツの上からべろりと下で亀裂を舐め上げられ、琴子は反射的に手で口を覆った。
 痺れるような快感に、思わず声が漏れそうになったからだった。
 和夫は琴子の太腿を脇に抱え込み、首を突き出して顔面を琴子の股間に押しつけている。
 鼻でクリトリスを刺激しながら、貪るように舌を往復させ、襞の内側を舐め回す。
 伸ばした両手で琴子の丸い乳房を鷲掴みにし、指を曲げた伸ばしたりして、乳首を細かくはじいている。
「ああ、なんてことだ。俺まだ、大して何もしてないのに、かあさん、ここ、もうこんなに濡れちゃってるよ」
 痛いところを突かれ、恥辱で琴子は顔を赤らめた。
 あわてて隣のベッドに眼をやるが、正一は向こう側に寝返りを打ち、琴子のほうに背を向けている。
 地響きのようないびきに、琴子はほっと胸を撫で下ろした。
 なるべく音を立てないように、身を強張らせてじっとしていることにした。
 こうなったら、できるだけことを荒立てないように、和夫をあしらうしかない。
 方法はただひとつだった。
 正一に気づかれる前に、なんとかして和夫を射精させてしまうのだ。
「中はどうなってるんだ?」
 しゃがれた声で言い、和夫が琴子のショーツのへりをめくる。
 めくっておいて、割れ目を指で広げてきた。
 ひんやりした空気が、火照った中身に当たった。
 自分でも、濡れすぎるほど濡れているのがわかる。
 はしたないことに、穴が勝手にひくついて、触られるのを今か今かと待ち望んでいるのだ。
 和夫が性器の中に指を挿入した。
 抵抗なく、つけ根まで入ってしまう。
 括約筋が反応し、和夫の指の周りに吸いついた。
「すごいよ。すごい力で絞めつけてくる」
 摩擦に逆らい、和夫が指を出したり入れたりし始めた。
「あん・・・」
 口を押さえた手のひらの間から、甘い吐息が漏れた。
「うう、たまんない。も、もっと気持ちよくしてやるよ」
 和夫の手が、ショーツにかかった。
 尻を抱え上げるようにして、脱がされた。
「足を開けよ。もっと」
 怒ったように、和夫が言う。
 下半身丸裸になった琴子は、命じられるまま、そろそろと両脚を開きにかかった。
 暗闇が幸いした。
 明かりの下で、ここまで協力できるかどうかは疑問だった。
 今なら、和夫のデスマスクじみた顔をはっきり見ないで済む。
 だからなんとか耐えられるのだ。
 淡い柔毛の下に縦に刻まれた琴子の肉の唇に、和夫がじかに舌を突っ込んだ。
 右手の指で入口を開き、左手の指でクリトリスを弄ってくる。
「くう」
 琴子は身をよじった。
 気持ち、いい。
 素直に、そう思った。
 硬く尖らせた舌をピストンのようにせわしく動かし、和夫がじゅるっと音を立ててにじみ出る汁を吸い出した。
 膣全体に、波紋のように快感が広がっていく。
 子宮が疼き、躰が芯からとろけ始めた。
 いつのまにか琴子は、口に入れた左手の指をしゃぶり、右手で己の乳房を揉んでいた。
「したい」
 うめくような声で、和夫が言った。
「もう我慢できないんだ」
 狂ったように琴子の陰部を舐めながら、かすれた声を絞り出す。
「いいだろ、かあさん。もういい加減、俺にも入れさせろよ」
 

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