65 / 385
#63 仮面の企み⑦
しおりを挟む
性欲を取るか、倫理を取るかー。
まさに究極の選択だった。
躰が目の前にそそり立つ若く逞しい勃起ペニスを渇望していることは、まぎれもない事実である。
硬く熱いもので空虚を埋めたい。
その衝動でじっとしていられないほどだ。
琴子の膣の中は淫らな汁であふれ返っている。
膣の周囲の括約筋は、突起物を求めてまるで独立した生き物のようにひくついている。
陰核はといえば、先端を亀頭でこすられただけで昇天してしまいかねないほど、赤く肥大してしまっている。
が、どうしても、気が乗らなかった。
これが見ず知らずの男相手だったなら、琴子は間違いなく熟れた性器にその一物を受け容れたに違いなかった。
が、和夫は、生理的に駄目なのだ。
実の息子だからというよりもー。
なによりも、マスクが気持ち悪すぎた。
近くに来られると、まるでフランケンシュタインの怪物でも目の当たりにしたような気分になってしまうのだ。
「ごめんなさい・・・やっぱり、無理」
顔を背けると、琴子は正直に思いの丈を口にした。
「私たち親子だし、それに・・・かあさん、まだその顔に慣れていなくって」
顔のことに触れられて、和夫は一瞬、身を強張らせたようだった。
全身にみなぎる怒気が如実に空気を伝わってきて、琴子は思わず首をすくめていた。
「ごめんね、その代わり、きょうはお口と手でしてあげる」
和夫が口を開く前に、和子は目の前のバラ色に輝く肉棒を両手で握りしめた。
剥き出しの亀頭に唇をかぶせると、強く吸いながら、舌で表面をぞろりと舐め回す。
たちまち尿道口から苦い汁が滲み出し、琴子の味蕾を刺激する。
「し、仕方がないね・・・」
大きく息を吸いこんで、ゆっくり吐き出すとともに、和夫が言った。
「でも、そんなことを言ってられるのも、今のうちだぜ。あんたは俺の性奴隷なんだ。そのことを忘れるな。俺は、いつでも、どこでも、その気になったらあんたを抱かせてもらう。たとえそれが、親父の目の前でもな」
まさに究極の選択だった。
躰が目の前にそそり立つ若く逞しい勃起ペニスを渇望していることは、まぎれもない事実である。
硬く熱いもので空虚を埋めたい。
その衝動でじっとしていられないほどだ。
琴子の膣の中は淫らな汁であふれ返っている。
膣の周囲の括約筋は、突起物を求めてまるで独立した生き物のようにひくついている。
陰核はといえば、先端を亀頭でこすられただけで昇天してしまいかねないほど、赤く肥大してしまっている。
が、どうしても、気が乗らなかった。
これが見ず知らずの男相手だったなら、琴子は間違いなく熟れた性器にその一物を受け容れたに違いなかった。
が、和夫は、生理的に駄目なのだ。
実の息子だからというよりもー。
なによりも、マスクが気持ち悪すぎた。
近くに来られると、まるでフランケンシュタインの怪物でも目の当たりにしたような気分になってしまうのだ。
「ごめんなさい・・・やっぱり、無理」
顔を背けると、琴子は正直に思いの丈を口にした。
「私たち親子だし、それに・・・かあさん、まだその顔に慣れていなくって」
顔のことに触れられて、和夫は一瞬、身を強張らせたようだった。
全身にみなぎる怒気が如実に空気を伝わってきて、琴子は思わず首をすくめていた。
「ごめんね、その代わり、きょうはお口と手でしてあげる」
和夫が口を開く前に、和子は目の前のバラ色に輝く肉棒を両手で握りしめた。
剥き出しの亀頭に唇をかぶせると、強く吸いながら、舌で表面をぞろりと舐め回す。
たちまち尿道口から苦い汁が滲み出し、琴子の味蕾を刺激する。
「し、仕方がないね・・・」
大きく息を吸いこんで、ゆっくり吐き出すとともに、和夫が言った。
「でも、そんなことを言ってられるのも、今のうちだぜ。あんたは俺の性奴隷なんだ。そのことを忘れるな。俺は、いつでも、どこでも、その気になったらあんたを抱かせてもらう。たとえそれが、親父の目の前でもな」
1
お気に入りに追加
145
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる