嬲られる淫獣 ~贖罪のために性奴隷と化した牝犬人妻はきょうも鬼畜の息子に奉仕する~

戸影絵麻

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#60 仮面の企み④

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「わかればいいんだよ、わかれば」
 和夫が嘲笑うように言い、再びバイブのスイッチをオンにした。
「かあさん、もっと自分の欲望に素直になれよ。病院でみんなに弄ばれた時みたいにさ。ほら、どこをどうしてほしいんだ? はっきり口に出して言ってみなよ」
「そんなこと・・・」
 琴子はいやいやをするようにかぶりを振った。
 さすがに恥ずかしかった。
 実の息子の前に痴態を晒したあげく、更なる凌辱をねだるなど・・・。
「言えないのか。言わないなら、このまま放置するまでだ」
 和夫の細い眼が、陰湿な光を帯びた。
「いや・・・やめないで」
 琴子は哀願した。
「わかったわ。言うから」
 和夫の口元に意地悪そうな笑みが広がった。
「俺に聞こえるよう、具体的にだぜ」
「ここに・・・それを・・・当ててほしい」
 おずおずと脚を開いていき、目線で股間を指し示す。
「ここって、どこだよ。ちゃんと言ってくれなきゃ、わかんないだろ?」
「パ、パンティの・・・湿ってるところ」
「だから、それはなんて言う所なんだって」
「お・・・おまんこ」
 口にしてしまった瞬間、かっと顔全体が熱くなった。
 たわいのないやり取りだった。
 傍で聞いている者がいたら、そのあまりのバカバカしさに吹き出してしまうに違いない。
 だが、自分から淫語を口にしたことで、琴子は背筋に電流が走るような疼きを覚えていた。
 正直、女性器の俗称を口にのぼせるのは、これが生まれて初めての経験だった。
「じゃあ、こう言い直しな。『私のいやらしいぐちょぐちょのおまんこを、そのバイブで滅茶苦茶にしてください』って」
 至近距離でバイブを止め、振動する先端をパンティすれすれの位置で揺らしながら、和夫が挑発した。
 もう、ためらいはなかった。
 腰を突き出し、自分からバイブに股間を近づけながら、琴子は興奮にかすれた声で、その”呪文”を反復した。
「お願い・・・です。私の、いやらしいぐちょぐちょのおまんこを、そのバイブで、滅茶苦茶に・・・してください」

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