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#47 奉仕する牝犬⑩

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 びんびんに勃った乳首を、老人が入れ歯と口で、思う存分刺激する。
 頭の中が蕩けそうになるほどの快感だった。
 ただ飢えた獣のように、挿入することしか知らない夫の正一とは大違いだ。
 ここまで念入りな前戯は初めてだった。
 膣口を指でなぞると、はしたないほどぐっしょり濡れているのがわかった。
 入れたい。
 老人のペニスを太腿に押しつけながら、琴子は思った。
 もう、誰のものでもかまわなかった。
 たとえそれが、90歳を越えた老人のものでも、この体に穿たれた空虚を満たしてくれるのなら・・・。
 いつの間にか、濡れそぼった肉襞のはざまに老人の亀頭をはさんでいた。
 スリットに沿って、上下に動かしてみる。
 勝手に穴が開き、震えながら亀頭を咥え込もうとした。
 -セックスはダメだ―
 ふいに和夫の声が耳の奥に甦った。
 -セックス抜きで、逝かせるんだー
 和夫の命令には、逆らえなかった。
 ぐっと我慢して、亀頭の先をクリトリスに押し当てる。
 クリトリスの先端は、いわば退化した亀頭のようなものである。
 その敏感な部分に老人の熱い亀頭が当たると、鋭い快感が琴子の脊髄を突き抜けた。
「ああ・・・き、気持ち、いい・・・」
 ふと気がつくと、琴子の手の中で、老人のペニスが硬さを増してきていた。
 死んだ海棲生物のようにだらりと垂れ下がっていた肉の筒が、手のひらを押し返すぐらいに硬くなっている。
「舐めさせて・・・ください」
 喘ぐように、懇願した。
「セックスがだめなら、せめてお口に入れさせてください」
「よかろう。では、やってもらおうか。わしもそろそろ、催してきたところじゃ」
 老人がうなずき、未練げに乳首から口を離した。
 ベッドから下り、椅子に座った老人の前に膝をつく。
 老人はまだ、入れ歯で琴子の左の乳首を噛ませたままである。
 琴子が顔を上げると、空いたほうの手を伸ばし、右の乳首を指でつまんできた。
「あん・・・」
 両の乳首を責められながら、貪るように半勃ちのペニスを頬張った。
 唾液をまぶしてじゅるじゅると吸い上げ、尿道口を尖らせた舌先でつつきまくる。
「おおう」
 老人がうっとりと目を閉じた。
「素晴らしい・・・なんと情の深い口淫じゃ・・・」
 琴子の口の中で、年老いたペニスがみるみるうちに元気を取り戻し、鋭角に立ち上がった。
 舌がぴりぴりするのは、我慢汁が滲み出てきた証拠だろうか。
 両手で肉棒を握りしめ、琴子は夢中でしゃぶった。
 ぬるぬるの亀頭を手のひらでこね回し、長い竿を愛おしむように、あらゆる角度から舐めまくってやった。
「す、すごい・・・ああう、で、出る・・・い、逝く・・・」
 老人が痰の絡んだ声でうめいた。
 そして、次の瞬間、琴子の乳首を千切れるほど強くつねり上げたかと思うと、腰を浮かせて爆発した。

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