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#214 暗黒の塔⑧
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武器?
そうか。エロ魔導士にも専用の武器があるんだ。
一応、前はしびれフグ付きウィップってのを持ってたんだけど、度重なる戦いの際にどこかへいってしまった。
「魔導士の武器といえば、やっぱり魔法の杖だよね」
ソフィアの言葉に、マスターが大きくうなずいた。
「その通りです。これが、エロ魔導士様専用の杖。名付けて”淫者の杖”です」
そんないやな前口上とともに彼が取り出してみせたのは、棒の先にゴム手袋がくっついた奇妙な物体だった。
「なにこれ? 孫の手? それとも、マジックハンド?」
私は呆れ果て、マスターに食ってかかった。
「冗談やめてよ! どう見ても、こんなの、子どものおもちゃじゃない!」
「失礼な」
マスターが、むっとした表情で私を見返した。
「この”淫者の杖”は、子どものおもちゃなどではありません。こう見えても、立派な大人のおもちゃなのです」
「大人のおもちゃ?」
嫌な予感がした。
「たとえばこうして、スイッチを入れますと」
カチッという音がしたかと思うと、私のほうに杖がするする伸びてきた。
先端に取り付けてあるゴム手袋に空気が入り、人間の手みたいにわさわさ動き出す。
「な、なにすんの!」
私が悲鳴を上げたのは、ほかでもない。
胸元まで伸びてきた”手”に、いきなり右の乳房をつかまれたのである。
「や、やめなさ…い」
途中から、抗議の声が小さくなった。
怒りを、突如として沸き起こった快感が呑み込んだからだった。
「はう…」
”手首”の巧みな愛撫に、ビスチェの下で乳首が見る間に硬くなる。
「やだ、あ、だめ、だめえ」
悶える私を見上げ、一平が不思議そうに声をかけてきた。
「あれ? 翔子ったら、どうしちまったんだい?」
そうか。エロ魔導士にも専用の武器があるんだ。
一応、前はしびれフグ付きウィップってのを持ってたんだけど、度重なる戦いの際にどこかへいってしまった。
「魔導士の武器といえば、やっぱり魔法の杖だよね」
ソフィアの言葉に、マスターが大きくうなずいた。
「その通りです。これが、エロ魔導士様専用の杖。名付けて”淫者の杖”です」
そんないやな前口上とともに彼が取り出してみせたのは、棒の先にゴム手袋がくっついた奇妙な物体だった。
「なにこれ? 孫の手? それとも、マジックハンド?」
私は呆れ果て、マスターに食ってかかった。
「冗談やめてよ! どう見ても、こんなの、子どものおもちゃじゃない!」
「失礼な」
マスターが、むっとした表情で私を見返した。
「この”淫者の杖”は、子どものおもちゃなどではありません。こう見えても、立派な大人のおもちゃなのです」
「大人のおもちゃ?」
嫌な予感がした。
「たとえばこうして、スイッチを入れますと」
カチッという音がしたかと思うと、私のほうに杖がするする伸びてきた。
先端に取り付けてあるゴム手袋に空気が入り、人間の手みたいにわさわさ動き出す。
「な、なにすんの!」
私が悲鳴を上げたのは、ほかでもない。
胸元まで伸びてきた”手”に、いきなり右の乳房をつかまれたのである。
「や、やめなさ…い」
途中から、抗議の声が小さくなった。
怒りを、突如として沸き起こった快感が呑み込んだからだった。
「はう…」
”手首”の巧みな愛撫に、ビスチェの下で乳首が見る間に硬くなる。
「やだ、あ、だめ、だめえ」
悶える私を見上げ、一平が不思議そうに声をかけてきた。
「あれ? 翔子ったら、どうしちまったんだい?」
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