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#205 怪獣島を脱出せよ!⑫
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”女性が生理的に無理と感じる瞬間”
そんな女性誌の記事の見出しを思い出す。
地下鉄のつり広告で見た時、
はて、どういう時だろう?
と首をかしげたものだったが、今の私なら、即答できる。
それはずばり、亀のチンコをフェラチオする瞬間である。
私=初子の口の中に押し入ってきたもの。
そいつはそれほどまでに気色悪かった。
太くて硬い。
その上、表面がうろこでも生えたかのようにザラついている。
しかも、なぜか、亀なのに猛烈にイカくさい。
「おえっ!」
思わず吐きそうになるのをこらえながら、じゅるじゅるとしゃぶった。
唾をたっぷりなすりつけたところで、尿道口に舌の先を突っ込み、心の中で叫んでみた。
(行け! オルガムズムズ!)
最初のうち、何も起こらなかった。
股間にも硬い棒状の物体が侵入しようと躍起になっている感触があり、
やヴぁい!
やヴぁいって!
亀を押しのけようと無駄を承知で両腕を突っ張った、その時である。
だしぬけに亀が震え始めた。
お? 効いたのか?
そう歓喜の念がこみ上げてきた瞬間、ふいに身体が軽くなった。
口からペニスが抜け、亀が離れていくのがわかった。
チャンス!
横っ飛びに逃げると、私=初子は横転に失敗して砂地に頭から突っ込んだ。
ぷふう、慣れないことはやるもんじゃないな。
髪の毛についた砂を払いながら顔を上げると、目の前で奇妙な現象が起こっていた。
エロドータスが地面に腹這いになり、もぞもぞもがいている。
何をしてるのだろう?
離れたところまで下がって観察していると、首と前足が甲羅の中に引っ込んだ。
そして、しばらくもがいていたかと思うと、なんと、あろうことか、甲羅を脱いで本体だけ外に出てきてしまったのである!
これがエロ魔法、オルガムズムズの効果だったんだ。
エロ亀のやつ、あんまり身体の中がムズムズするので、たまらず甲羅を脱いでしまったに違いない。
甲羅のない亀は、ラクダシャツにステテコを穿いたハゲ親父に似ていた。
哀愁が漂っていて、なんとなく見ていて悲しくなるのである。
うら寂しく、みっともないところが共通しているからだろう。
ー後は、あなたに任せます。お好きなように料理してー
女神が言った。
望むところだった。
乳房の再現度を確認すると、私=初子は裸の亀に照準を定めた。
今度こそ、粉々にしてやる。
「乳首ミサイル、発射!」
ギャアアアアッ!
血がしぶき、エロ亀が悲痛な叫び声を上げた。
ペンシル型ミサイルが2基、やわらかい背中に突き刺さったのだ。
「続いて、おっぱいロケット、発射!」
どうん!
重い衝撃を残して、2基の大陸弾道弾がその後をトレースした。
ずどおおおおん!
すさまじい爆発音。
飛び散る肉片と大量の血。
その赤い煙幕を通して、スタコラ逃げていくUFOが見えた。
しまった!
アラクネのやつ、形勢が悪くなったと見るや、さっそく逃走を図るつもりなのだ。
もう1発、おっぱいロケットを、と胸を張った時、女神の声がした。
-残念ながら翔子、ビッチファッカー初号機に、活動限界が来たようですー
そんな女性誌の記事の見出しを思い出す。
地下鉄のつり広告で見た時、
はて、どういう時だろう?
と首をかしげたものだったが、今の私なら、即答できる。
それはずばり、亀のチンコをフェラチオする瞬間である。
私=初子の口の中に押し入ってきたもの。
そいつはそれほどまでに気色悪かった。
太くて硬い。
その上、表面がうろこでも生えたかのようにザラついている。
しかも、なぜか、亀なのに猛烈にイカくさい。
「おえっ!」
思わず吐きそうになるのをこらえながら、じゅるじゅるとしゃぶった。
唾をたっぷりなすりつけたところで、尿道口に舌の先を突っ込み、心の中で叫んでみた。
(行け! オルガムズムズ!)
最初のうち、何も起こらなかった。
股間にも硬い棒状の物体が侵入しようと躍起になっている感触があり、
やヴぁい!
やヴぁいって!
亀を押しのけようと無駄を承知で両腕を突っ張った、その時である。
だしぬけに亀が震え始めた。
お? 効いたのか?
そう歓喜の念がこみ上げてきた瞬間、ふいに身体が軽くなった。
口からペニスが抜け、亀が離れていくのがわかった。
チャンス!
横っ飛びに逃げると、私=初子は横転に失敗して砂地に頭から突っ込んだ。
ぷふう、慣れないことはやるもんじゃないな。
髪の毛についた砂を払いながら顔を上げると、目の前で奇妙な現象が起こっていた。
エロドータスが地面に腹這いになり、もぞもぞもがいている。
何をしてるのだろう?
離れたところまで下がって観察していると、首と前足が甲羅の中に引っ込んだ。
そして、しばらくもがいていたかと思うと、なんと、あろうことか、甲羅を脱いで本体だけ外に出てきてしまったのである!
これがエロ魔法、オルガムズムズの効果だったんだ。
エロ亀のやつ、あんまり身体の中がムズムズするので、たまらず甲羅を脱いでしまったに違いない。
甲羅のない亀は、ラクダシャツにステテコを穿いたハゲ親父に似ていた。
哀愁が漂っていて、なんとなく見ていて悲しくなるのである。
うら寂しく、みっともないところが共通しているからだろう。
ー後は、あなたに任せます。お好きなように料理してー
女神が言った。
望むところだった。
乳房の再現度を確認すると、私=初子は裸の亀に照準を定めた。
今度こそ、粉々にしてやる。
「乳首ミサイル、発射!」
ギャアアアアッ!
血がしぶき、エロ亀が悲痛な叫び声を上げた。
ペンシル型ミサイルが2基、やわらかい背中に突き刺さったのだ。
「続いて、おっぱいロケット、発射!」
どうん!
重い衝撃を残して、2基の大陸弾道弾がその後をトレースした。
ずどおおおおん!
すさまじい爆発音。
飛び散る肉片と大量の血。
その赤い煙幕を通して、スタコラ逃げていくUFOが見えた。
しまった!
アラクネのやつ、形勢が悪くなったと見るや、さっそく逃走を図るつもりなのだ。
もう1発、おっぱいロケットを、と胸を張った時、女神の声がした。
-残念ながら翔子、ビッチファッカー初号機に、活動限界が来たようですー
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